書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

中野区路地裏、日々これやんちゃの夢物語



昨日、総走行距離1,400キロ、全16県を
跨ぐ旅から帰還しました。
旅日記に書きそびれた西成、釜が崎、あいりん地区の
空白の午後はこの場で書くべきか迷ってます。
俺自身の中で未だ整理がついていないから。

ネットで上記のキーワードで検索してもらえたら
その糸口はわかるかと思います。



東京に戻ってきたら作品創作の嵐です。
今日は朝から打ち合わせのため東京中野へ。


懐かしい街並みを歩き、その物語は幕を開けます。

昔々あるところに熱くわがままな兄さんと
クールで筋の通った兄さんがいました。
性格が正反対が故にウマが合うのか、ふたりは頻繁に
杯を酌み交わしてはやんちゃを繰り返してました。

ある時、ひょんなことからふたりは中野の裏路地で
小さな飲み屋を始めました。
薩摩地鶏と焼酎の店です。
試行錯誤の毎日、店内をゲロまみれにされ真夜中に
掃除したり、客が暴れたり、喧嘩をしたり、
それはそれは飽きることない楽しい毎日でした。

ふたりはろくに休まず、毎日仕事が終われば明け方まで
痛飲し、〆に尚ちゃんラーメンにいっていました。


あれから遥かなる時間が流れ、ひとりはわがままな
創作書家に、ひとりは家族を愛する大きな大黒柱に
なりました。久しぶりに訪れたその場所には
時間と思い出を止めるかのように看板だけが
残っていました。ふたりと同様に、雨風に耐え抜いて。


まだまだやるぜぃ。