先日ある荷物が届いた。
かつてたくさんの作品のご依頼をいただいた方からだった。
当時そんな中で多くのやりとりをさせていただき、人となりもわかった。
とても繊細でいて大らか、
物事をしっかり見つめるけど前向き、
自分の価値観をしっかり持ちながらも多くを分け与える器の広さ。
そんな印象の方からの久しぶりの届け物。
開封してみる。
出てきたのはこちら。
記憶が蘇る。
そう、過去にこんな依頼をいただいた。
「10年後の高野さんに宛てて作品を書いてくれませんか。それを私が保管して10年後にこちらから送ります」
タイムカプセル書のご依頼。
あれから10年、作品が戻って(送られて)きた。
覚えていてくれたこと、そしてこうして送ってくれたこと。
まずそれに感動。
2011年、東日本大震災。
2021年、コロナ。
平成22年の私が平成33年の私に書いた言葉。
今年の日本も大変だよ。
旅は行けなくなったけどベランダに人工芝敷いて空を見てる。
まだ書かせてもらっている。
当たり前などない。
一人でやってこられたわけでもない。
Oさん、ありがとうございます。
今までに感じたことのない気持ち。
一書渾身。
改めて、行けるとこまで全力でやります。