子供ころから変わらぬスタンダードがある。
俺にとってのスタンダード、
カレーライス。
いろんな情景が浮かぶ一皿。
人気のインドやネパールのものでもなく、
欧風や蕎麦屋のものでもない。
小麦粉とバターとカレー缶でできた
茶色いモタッとしたヤツだ。
しかしなかなかそんなカレーを食べさせる店の情報がない。
キッチン南海。
この面構えがいい。
雑多な店内、使いこんだフライパン、
カウンターのむこうには60歳くらいの夫婦と思しき
コックコートのおっちゃんとおばちゃん。
昭和の街場の洋食屋然とした佇まいが素晴らしい。
子供のころからの記憶を平らげた。
そのスタンダードであるカレーライス。
小学生のころ、バターで小麦粉を炒めるとこから
生まれて初めて一から作った料理。
それこそが俺のものづくりの原点なのだ。
失敗を含め、
イッパツ目が大事だ。
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