書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

その距離の中から

今回の来仙は青葉祭りではなく。

「国分町 駆け込み寺」定例会に参加させていただくためです。

玄さんのリアルな言霊、
支部長やスタッフの方の真摯な思い、
兵庫県三木市に連絡所とスカイプで繋いで現状報告。

熱いものが生まれないわけがないでしょう。

東北の方々と想いを交歓しました。

ありがたいです。

懇親会会場の居酒屋でも、ひき続き書かせていただきました。

外はこんな状況だったみたいですが

それ以上に熱気溢れる夜でした。

定例会の挨拶でもしゃべったのですが、
その日、仙台入りしてすぐにサウナで汗を流し、
5〜60人が寝そべっている休憩室で新聞を
読んでいたときに大きな揺れが発生。

そこにいた客全員(すべて男性)が身をおこしてオロオロとした時に
そのフロアにいた、ただ一人の女性スタッフが大きいけど優しい声で
「本棚のそばにいらっしゃるかたはそこから離れてください、
 このビルは安全ですのでどんな大きな揺れでも大丈夫ですから
 その場にいてください、大丈夫です、安全です」
と、フロア中をゆっくり歩きながらみんなに聞こえるように回っていた。

仙台に来るたびに利用する施設なんだけど、
さらに信頼が深まりました。

何かの場合の対応は冷静に、そして包み込むように。
駆け込み寺もそういう場所です。

玄さんやスタッフの方も声を荒げるところを見たことがない。
自分の利益のためはなく、
目の前のその人のために瞬間を生きているから。

もちろん書き終えた後は語り、笑い、
たっぷりと仙台を飲み干したしね。


時間以上に濃密な滞在。


さて、今日から引きこもりで締め切りとダンス。