書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

その色をその思いを瞬間にとじこめて

本当にヘタクソですが写真撮るのが大好きです。
特に風景と料理の写真が。
あまり上手くはないですが絵を描くのが大好きです。
ほとんどが風景と食材の絵だけど。

人物や動物は動くものだからその波動、その瞬間は
すべて記憶に刻みます。というのは言い訳で動くものは
撮るのも描くのも難しいじゃないですか。

昨夜は新宿の日本料理店「大木戸 矢部」さんへ。
おまかせコースのなんと素晴らしいこと!
料理人の描き出す芸術についシャッターを押したくなります。

うに、湯葉、ビールで始まる夜に。

子持ち鮎は絶品。パーフェクト。

香りを食べるというのは日本料理の極みだと思う。

きさくなご主人、塩や醤油のように会話も大事な調味料。

秋刀魚の身と肝を合えてそれをはさんで炭焼きに。
いかにも手をかけてますっていわない控えめで
ひたむきな気持ちを学ぶことができますな。

ほかにもいろいろと貴重な逸品をいただきましたが
〆は手打ちの十割蕎麦。
最後の最後にブレちまってはいませんか。
相当な数のビール、日本酒をいただいてるからね。

書道家でも写真好きでもなく、ただのご機嫌な酔っ払い。

「一寸の光陰軽んずべからず」と言うけれど、まさに
その瞬間を一生懸命にそして楽しむことを忘れず。
写真に残したい思いはそこに帰結するのだろうね。