書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

こぼれだす想い出よりも再会を描いて

金曜日、20時。
その店はいつものように満席で、老若男女が
肩を寄せ合って喜びを飲むように笑顔でいる。

それでも今月になってこの店は一抹の
寂寥感を熱気の中に漂わせているんだ。

今月いっぱいで八年間の日本、そしてここ「藤八」を離れ
故郷の上海へ戻る看板娘のゆうちゃんの別れを惜しむ
人たちでほとんどのテーブルが埋め尽くされているから。

というわけで俺もありがとうを言いに行ってきた。

女将さんとゆうちゃんのしばらく撮れない3ショット。

本当に涙もろくなりました。
・・・特に飲むと・・・・・(爆)


喜界島のボトルたくさん飲みました。

でもね、もう振り返ることはせず、目は腫れてたけど
笑顔で再会のハグをして我らは夜の中目黒に消えた。

ゆうちゃんはもっと辛かろう。こっちが別れを惜しんだり、
悲しくさせるそぶりは見せてはなるまい。

となり町であろうと、ここから1780km離れた上海であろうと
元気でいてくれることを願うのみ。

やがて疎遠になったり、別れて会わなくなった人もいる。
でも、ただ元気でいてくれさえすればそうだけでいい。

どんな出会いにもどんな別れにも意味はある。

俺も元気でいようと思う。




  本日16時から新宿救護センターでイベントです。
  お時間のある方は遊びにきてください。
  当日の昼過ぎからのお誘いではありますが(汗)