書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

いまでも風の中で変わることない時間を紡いでる

風が心地いい。
日本の四季の美しさを感じる。

こんな日は外で寝そべるのが一番。

自転車を走らせて代官山方面へ。

緑の多い公園まで行って、芝に寝て本を読む。

次第に沈み行く太陽と
刻々と色を変えてゆく空
翳りを帯びはめる公園
家路につく子供たちの嬌声。

もちろん陽が暮れても秋がそこにある。
大人の静かな時間。
素晴らしい日本の秋を感じさせてくれる「割烹せお」へ
素晴らしい食事会に呼んでいただきました。

ウニ好きを知ってか、先付けからウニ。

ふく刺し。

感嘆の連続です。
炙りしめ鯖と宇和島の鯛。

アマダイの焼き物は表面の鱗を揚げて
身はふっくらと焼きあげた絶品。

むかごや栗、銀杏、そばをイチョウ型にして揚げたものなど
皿に秋が敷き詰められている。

この後もいろいろいただいたけど感覚は料理と会話とビールに。

〆に蕎麦とミニいくら丼。
図らずも昨日書いた好物2トップが最初と最後という
完璧なるゲーム運び。うん、試合巧者ですね。

一流の技術と細部までの心遣いを感じる。

書と料理、ジャンルこそ異なれど学ぶべきところがたくさん。

瞬間でつかむ存在感と繊細さ。

芸術も食欲もごちゃまぜにして肥ゆる秋だ。