書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

寂滅 書道

先週末、中学高校のころからの友人たちと吉祥寺の

静かで洒脱な焼き鳥屋で小さな忘年会。

昨年20年ぶりに再会してから近況を交換するようになった。

 

先日は尖りまくっていたバンド時代からの古い友達と吉祥寺の

激安な焼肉屋で漢酒。

若きバンド時代、金がなくて、それでも朝までビールをずっと飲みたくて、当時よく来ていた思い出の店でビールを飲みながら想いを交わす。

今でも情熱は変わることなく。まぁ短時間で酔って、腹いっぱいになって解散ですがw

 

偶然にも<昔からの付き合いのタメ歳と吉祥寺>というシチュエーションが一週間で重なった。

 

これまで色々あった、今も色々ある。

環境も背負うものも違えど、

やはりタメ歳という繋がりは妙な安心感がある。

張らない、示さない、まったいらな立ち位置。

 

ふとこんな言葉を書いてみたくなった。

「寂滅」

悟りの境地。

 

この歳になってもガツンガツンとぶつかってばかり、たぶん辿り着けないだろうな。

 

それでも確かに自分の歩みで進んで行こうと思う。

 

やっぱり生身の人から教わることは残るし、繋がるし、照らしてゆく。

そんなことを感じた吉祥寺、冬の夜。