書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

雲(くも)無心にして岫(しゅう)を出(い)ず

昨日は禅語を読み耽り、一心不乱に筆をとった。
心が不乱でなかったから。

形に、目に見えるものに、囚われることなく。
不安や執着はそこから生まれる。
「本来無一物」なのだ。

今朝も6時から筆をとる。
朝は美しく、太陽は断酒粗食の昨日を褒めてくれるように
強い光りを放ってくれる。

今日はルーティンに加え、各所から急ぎの案件も入って
(重なるから不思議だ)慌ただしい感じらしい(客観的?)。
が、そんなときこそ

雲無心。
雲のように自然の流れに逆らわず、あれだこれだと言わず、
作為を持たずに流れてゆくのだ。

簡単で単純なことさ。

そう思えば俺でもできる。

雲を見よ、そして

見上げる空はつながっている。