書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

這ってでも行くのだ

昨日の筍もそうだけど毎月末になると
翌月のイメージ画を描く仕事がある。

脳裏に美味なる黒カレイの残像があったせいか、
旬の魚を描くことにした。

まずはデッサン鉛筆で輪郭を。
指で伸ばしてグラデを作ってゆきます。

色を重ねるときはスポンジなどに色を吸わせて
叩くよう彩色するといいですよ。

最後に書と合わせたら完成。

なんて、独学だから偉そうに人に言えないけど。

14歳でボロボロのギターを持ったときから独学だった。
だれかに教えを乞うなんてまっぴらだった。
いや、疑問があって誰かに尋ねたこともあったんだ、
だけどその時にすごく邪険に面倒くさそうにされたんだ。
それが身体に染み付いてしまってひとりで考えるクセがついた。

それでも続けていればひとつくらいはモノになるものが出来るんだ。

偏屈でも不器用でも、規格に合わなくてもいいじゃないか。
そのかわり他人を羨んだらダメだ、
そのかわりあきらめたらダメだ。
だって「はい、次っ」って切り替えらえる性格じゃないんだから。
泥を飲んでも、砂底から這ってでも行くのだ。


今朝も6時から作品制作。
雨の日は気持ちも落ち着いて
作品に対峙できる。