書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

見ざる、聞かざる

教育特区の活用で世田谷区の全小中学校で
「日本語」の授業というのをやっている。
「国語」ではなく、「日本語」。違和感を覚える人も
いるかもしれないけど、俺は大賛成。
正しい伝達術としてあるべき「国語」と
美しさや儚さなど情緒的なものを持つ「日本語」、
日本の言語を誇りに思うことは素晴らしい。

昨日、その世田谷周辺を走る電車に乗っていた
ときのこと。隣に真面目そうな普通の高校生が
座っていた。耳はヘッドフォンに塞がれ、
目は携帯に向いて手元はその携帯のゲームに
せわしなく指先が動く。
周りの人の動向なんか気にせず、目的の駅まで
自分の世界にとじこもっている。
俺が高校のころに携帯電話が、iPodがあったら
同じようにしていたのか?
なんだか不安感を覚える光景。

もっと見るもの、聞くものがある。

俺たち大人が見本にならなきゃ。

美味しい日本を探して・・・・

背黒鰯、甘海老、サーモン、本マグロ、わらさ、クエ。
魚から季節感を、見た目の美しさを、美味しさを知る。
気持ち良く酔いたかったけどなんか引っかかる夜。
ちゃんと見本になれるように帰ったよ。