書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

神が引き寄せし島、奄美 〜景色・モノの巻〜

東京でのスケジュールの都合、昨夜、帰京しました。

うーん、忙しい。けど、アツい。
まずはジムに行って、日常へとギアをもどしてゆく。
でなきゃ、また朝からビール飲んでしまうからな(苦笑)


島の神と人と自然は俺に有形無形のひとつの光をくれた。
創作書家としての喜びもまた。

俺の苦しみなど、とるに足らんのさ。

こんな海や大地を見ればそう感じないほうがおかしいやろ。



さらにいい感じの写真は「モヒ猿」にて今後アップします。

一枚目は奄美についてすぐにむかった「ばしゃ山村」。
ホテルのレストランのとこのテラス(だと思う)に
座っていても誰も来ないし、そのままにしてくれる鷹揚さ。

二枚目は島の南端。この道を抜けると玉石の浜、
ホノホシ海岸に出ます。(おもわず寝そべりました)

三枚目は最終日、快晴の国直海岸。大和村にあるローカルな
海岸、待ちに待った晴れでホロリときました。
俺たち3人以外、誰もいない海岸。
この後、小さな商店に入ったらそこのおかあさんと長話。
帰りにキャンディーをくれました。(店の商品から封を切って
いくつか手渡ししてくれた)


とにかく穏やか、のんびり。
沖縄は都会だなぁと思うほど自然な島。
そりゃ人口120万の沖縄に比べ、奄美は7万ですからね。
中心とされる名瀬の街でさえ、ゆるい雰囲気。

明日のブログ「人情の巻」で紹介するけど、今回は奄美に住む先輩が
俺を呼んでくれた。名瀬にはその人がやっている店があります。
屋仁川という飲屋街にある「酔い処 好太郎」。

「こうじの友達です」これだけですぐ仲良くなれます。
奄美に行く方はぜひ一度。

2日目の夜はここで島の人たちと飲んでいたんだけど
その中のひとりがトイレに閉じ込められる事件発生。
(中で鍵が壊れて狭いトイレの中で軟禁状態)
それでもみんな笑顔。
ドライバーでドアノブを外しても開かない。最後には店主自ら
笑いながら「内側から蹴っ飛ばして壊してみ〜」と。
それでもドアは開かずにいると、別のお客さんが
建具の仕事してる後輩に電話して道具を担いでやってきた。
工具で難なく鍵をこじ開け無事生還。拍手と爆笑の嵐。
閉じ込められた人も
「トイレの中でペ−パーグルグル巻きにして<ただいま、
無事生還いたしまたっ>と出てくるように画策してた」だと(笑)。
修理に来た後輩も
「じゃ兄ぃ、お礼は今度ビールでね」と言い、仕事に戻った。

夜の街に出たってなんだかいい雰囲気。

こうまで言われちゃ、ぜったい祝うよね。

昼間だってなんだかとてもいい雰囲気。

「手造りおかし&タバコ&他」
…「他」ってなに?
看板に「他」?

「すいません、<他>ください〜」
とはいかんだろ!?

気になって中を覗いてみると大きなショーケースに
美味しそうなおしゃれなケーキがたくさん置いてありました。
ケーキは「手造りおかし」?
それとも例の「他」?

素敵な街でしょ。

やがてそんな愛すべき奄美を離れる時は来る。
先輩は免許を剥奪されているので、握手して別れ、
空港行きのバスを待っていたら(名瀬から空港まで
40分くらいかかる)、一台の車から
「お〜い、こうじぃ〜」と声が。
前日に初めて会った先輩の同級生が送ってくれました。

短パン、Tシャツと南国全開の格好で機上の人に。
羽田に着いたら着替えようと思ったわけで。
で、羽田でバックをピックアップして
着替えようと中を開けてみたら…

入れっぱなしにしてあった黄金の発砲液体缶が破裂!

バックの中身、すべてびしょびしょ。
書の道具、服、お土産、そうびしょびしょ。
そしてクサい。

羽田空港、俺の前を行く人、コートにニット帽。
こちとら夏休みの子供か、自主トレのアスリートの
ような出で立ちでそそくさとタクシーに。

家に帰るまでが旅というけど、
どんなことも笑える奄美の旅。

次回のブログはそんなハッピーな気分にさせてくれた、
テゲテゲで人情にあふれた島の人を紹介する
「神が引き寄せし島、奄美 〜人情の巻〜」
お楽しみに。


長々と読んでいただきアリガテサマリョン(ありがとう)