花の都、大東京。
時々、高いところから街を眺める。
俺は東京以外に住んだことがない。
帰るところはない、ここで勝負する。
毒と薬を飲み分けながら。
ただいずれは静かな場所にいきたい。
やっぱりたくさんの知らない人に混じって生きるのは得意ではない。
極度の人見知り。
それなりに話を盛り上げたり、立ち降るまうことも
やろうと思えば出来る。
でもそれをすると自分の中の大事な部分がすごく傷つく。
好きな人や好きなもののためには闘えるけど
気にいらないことで自分の中で血を流したくない。
だからもっと自然であるべき姿に帰依する。
先日テレビである女優のドキュメンタリーみたいなのを観た。
花の写真を撮るのが好きらしくその理由に
「花は独創的だから好き」と言ってた。
それを聞いて違和感。
人間が作りだすもののほうが独創的。
花こそが自然なのではないか。
絶滅も淘汰も進化も自然の営み。
その抗ってはいけないサイクルの中に人間という種類がある。
そうやって心を鎮める朝。
実は先ほど大事な大事な原稿が
パソコンから消えている事実が判明。
もう同じものは二度と書けないであろう内容。
そこにかけた時間もそうだが、感覚はよみがえってこない。
大脱力感。
一切をリセットして今日でない日にまた始めよう。
前にやってない、と考えてまたチャレンジだ。
これも必要なこと、
なの?
パソコンには感情がないから俺がバカなんだろう。
子供なら「え〜ん」と泣きたいところだが
大人だろ元気をだせよ、だ。