濃密な仙台ラウンドから帰還。
日の昇るにも
手を合わさず、
月の沈むにも
心ひかれず、
あくせくとして
一世を終えし人の
いかに多きことぞ。
道のべに花咲けど見ず、
梢に鳥鳴けど聞かず。
せかせかとして
過ぎゆく人の
いかに多きことぞ。
二度とないこの人生を
いかに生きいかに死するか、
耳をかたむけることもなく
うかうかとして、
老いたる人の
いかに多きことぞ。
川の流れにも風の音にも
告げ結う声のあることを
知ろうともせず、
金に名誉に地位に狂奔し
終わる人のいかに多きことぞ。
いつもの五時起床、
仕事をして、畑仕事、ジョギング、風呂に浸かるいつもルーティーンから。
東北で感じた場面を回想して。
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