食通の間で評判の一軒の店がある。
渋谷の隣、神泉という小さな街の一角、細い階段を登る。
一見さんはまず入らないだろうという場所にその店はある。
「千羽」
18時の開店と同時にカウンターに座る。
大きな店でもない、オシャレな空間でもない。
人生の辛酸をなめてきた夫婦、夫唱婦随でやっている。
最高じゃん。
ツレを待つ間、ビールが空くよりも早く
ご夫婦といろいろと話しをさせてもらった。
40歳で脱サラ、専門的に料理を学んだわけではなく、
全国を食べ歩いて自分の味を作りあげた。
美味しい料理は世界中にあれど、
嬉しい料理に出会うことはそう多くない。
一切の宣伝もしてない。こうして口コミで評判になったそうだ。
客目線の料理やサービス。
はい、惚れました。
有名食ブロガーokamooo氏にも会いました。
左から千羽ご主人、okamooo氏、生田斗真。
食の心を知る人が集まるのもわかります。
学校で教わったことより、経験や行動から研鑽されてゆくもの。
それが神泉の路地を入った、けしてオシャレではない
小さな店に詰まっている。