書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

季節を刻む

Tシャツが長袖のシャツに変わり、ジャケットを
はおるようになった。あとひと月もすれば
コートが放せなくなくなるのだろう。

この仕事をするようになってからなのか
年齢を重ねてきたせいなのか季節の移ろいに
とても敏感になった。その時々の色とか空気とか
旬の食材とか街のトーンとかに感情が揺れる。
暑いとか涼しいとか寒いとか体感的なものではなく
感情的で情緒的なものだ。そうなったときから
四季の彩りが愛おしく思えるようになった。
そして日本人であることに誇りを感じる。
風土から文化や習慣が生まれ国民性が育まれて
きたんだ。この綿々と繋がってゆくリレー。

ちょっと季節を先取りだけど、あるお店の
年賀状の依頼を受け、描いている。

来年の干支は亥って知ってた?
季節を刻んでいこうと筆を執る。