書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

創るとき

筆に墨をふんだんに含ませて静かに和紙に落とす。

しばしそのまま。
じわじわと今度は和紙が墨を吸い込んでゆく。

黒く塗っているのでなく、
黒が広がって円ができる。
時間をかけて、抗いもせず、創りあげてゆく。

「創る(つくる)」という読みは音訓表には表記されていないが
天地創世のように「創る」には、これまでにないものを生み出すような意味合いを感じる。

「味噌汁を作る」や「マンションを造る」とはまた異なる「創る」もある。

勝手なイメージだろうけどね。