かつてコピーライターをやっていた頃、
雑誌やテレビで表現するよりもやりたい場所があった。
新聞広告の全15段、つまり新聞一面の広告のコピーを
手がけてみたかった。
それを夢に見て、勉強と仕事をしていた。
だから今でも新聞広告には目が行ってしまう。
先日、そうやって新聞を読んでいました。
結局コピーライターでは夢を叶えられなかったけど…
父ちゃん、母さん、形こそ変えたけど、書が載ったよ。
コピーライターのキャリアの終わり
書の道を歩み始めたころ、
キューピー、ポカリスエット、サントリーなどの広告を手がけた
多分に影響を受けたコピーライターの秋山晶さんに不躾にも
自分の作品を送りつけてしまったことがある。
数日後、ご丁寧にも本人から直筆の感想を添えたはがきをいただいた。
「あの、秋山晶からだ!」とはがきを何度も空に翳して喜んだ。
とても嬉しくて、そして勇気をいただいた。
折にふれ思い出す、
いつもそれは自分自身に「初志」と「初心」を教えてくれる。