書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

人は人から教わる

これまでも誰かの言葉で救われたことがある。
そしてこういう仕事をしていて、紡ぐ言葉が
誰かの暮らしの中で力になってくれればと思い
俺は和紙にむかって筆を執る。というかひとりの
人として困った人がいたら手を差し出せる自分で
ありたいと思うのだ。

どんなにいい景色を見ても、名作を読んだり、観たり
してもやはり、人は人から学んでいくのだ。
人同士がぶつかり、こすれあい、たたえ合い、笑いあって
絆が深くなる。それゆえに苦しみ、痛み、涙を流す。
それが心を豊かにさせる過程なんだ。

俺は本当に不器用な人間だから、人より頑張らなきゃ
ダメなんだ。人の倍やって人並みに覚えたり、考えたり、
出来るようになる。最低でも人の倍以上。それでも弱い
自分に流されたり、逃げたりする。

「俺って不器用だから・・・」とかちょっとカッコつけて
言うヤツがいるけどいい気持ちはしないね。俺は不器用が
カッコイイなんて思ったこともない。不器用だからこそ
こういう仕事をしているとは思うけど、やっぱりもう少し
すんなりできるようになりたいな。それを器用っていうには
ちょっとニュアンスが異なるけど。
「俺って器用だから・・・」なんて言われるとムカッと
くるもんね(笑)。

まだまだ、まだまだ勉強と修行の最中。
もっと強靱な精神力と深い優しさを持って人と対峙したい。
できるよ・・・

なっ?