私の中の永遠のアイドル、マイクタイソン。
先日の元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(54)、元4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ氏(51)のエキシビションマッチ。
茶番でも金目当てでもない素晴らしい一戦だった。
45キロ減量してリングに復帰したタイソン。全盛期と変わらぬタイトな短いパンツに黒のリングシューズ、ピーカブースタイルで身体を小刻みに揺らしながらの俊敏なステップワーク、パンチの強さも褪せていない。ジョーンズのクリンチの多さがそれを物語る。
観る者に勇気を与えた試合であることに異論はないでしょう。
タイソンの影響で自分もボクシングを始め、過酷なスポーツであることを学んだ。
54歳にしてあの強さ。試合後のインタビューからはあの頃の不安定な凶暴さは見えず安寧を手にしたようで安心した。
意志がこの試合にあった。
幾つでも始めた時が始まり。
過去に執着せず、今を積んでゆく。
若かりし日のタイソンを描いた。
タイソンの師匠の名トレーナー、カス・ダマトの言葉を添えて。
これからもずっとアイドルとして輝き続ける。