今年も千葉県の麗澤大学の学園祭にお呼ばれいただき書いてきました。
首都高の渋滞にハマり、会場到着間もなくの出演。
舞台裏で雑念を取払い、ひとり集中。
今回のテーマである「日進月歩」を揮毫。
BGMはJohn Lennonの「Give paece a chance」をチョイス。
羽織袴をモダンにアレンジした衣装にしました。
それを創りし、使用する人間の心や、人の繋がりは日毎、月毎に成長できているのか
もっともっと他人に興味を示し、その心を見るということに目を向けないかとステージで吼えてきました。
午後は書き下し。
今回も懐かしい再会、いつも来てくださる方、小さなお子さんや大先輩の方々まで
たくさん書かせていただきました。
家族に書いてほしいという依頼がかなり多かった。
偶然なのかも知れないが時代を取り巻く感情の流れを
こうして前線に立ってみていろいろ感じるところがある。
米寿のかわいいおばあちゃんにも書かせていただいた。
耳が遠く、お話しはできなかったけど
書き上げた作品を見たときのおばあちゃんの笑顔は
涙がでるほどに美しく、輝いてた。
耳が遠くとも文字ならわかる。
今後の書家人生でもずっと心に残る笑顔になるだろう。
先生と呼ばれ、華美な額に飾られるものを創ることだけが表現じゃない、
芸術なんて呼ばれなくていい、
人にまみれて、その場所に行って、暮らしの中に広げてゆくことも表現の大きな可能性なんだ。
音やにおいや感情の交差する場所で
そう、こうしてたくさんの人から教わる。
答えや形をひとつに集約させることはない、
多様性を享受して自立しながら繋がってゆくのだ。
来てくれたみなさま、スタッフの方々
ありがとうございました。
帰りは渋滞に加え、
得意の方向音痴が発動し
超ロングドライブでクッタクタ〜。