書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

親父

六本木にある中国料理屋が最近恵比寿にも出店、すっかりお気に入りになり昨日も朝までそこで飲み、ちょっと遅く目覚めた午後。なにげなくテレビをつけてたらフジテレビで「父の日スペシャル・五島のトラさん・頑固オヤジと大家族の12年」という番組をやっていた。長崎五島列島のある家族、特に大黒柱の父親を12年間追ったドキュメント。不器用だが強い信念と愛情を持った父親と時にぶつかりながらも尊敬し、成長してゆく子供、静かによりそい支える母親に本気で涙が出た。くそ軽はずみなものが氾濫する中で忘れてはならない姿がそこにあった。考え方はさまざまだけど親父は家族で恐い存在であるべきだ。男は威厳を持って凛と立つべきだと思う。思えばうちの父親も、とても厳格で不器用で無口な人だ。アットホームでフレンドリーな欧米の家族のようなスタイルもいいけど威風堂々の大黒柱は必要だと思う。けして多くは語らないけど親父の背中や存在から俺はたくさんのことを学んだ。日本人であることを誇りに思う今日この頃。