書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

感じ覚える

夜明け前からアトリエに籠る。

心理学に「感覚」「知覚」「認知」という行程があるが

やはり初めに「感覚」ありきなのだと書いていて思う。

ただ同時にその従来の「感覚」からも解き放たれないとも思う。

ん?それは「知覚」になるのか。

まぁ、いい。

リンゴは赤い。
しかし絵を描いているとその赤はそれほど重要ではなくて
そのリンゴの美味しさや美しいと自分の中で感じるものを
描くことが作品へと昇華されてゆく。

もっともリンゴは赤い、ツルツルしてる、蜜が濃厚…、と
感覚的に話を広げてゆけることが大事(というか俺は好き)。
はなから「赤いリンゴ」としか思えない感性ではつまらん。

おぉ、これ「感覚」「知覚」「認知」の段階を踏んでるわけか。
心理学を学んでいる人に怒られそうだな。

この自分の中の「感覚」を捉えたり、見つけたときがたまらなくいい。
年間にそう何度も得られるものではない。
ただそれを覚え込ますように日々の練習がある。

浮き沈みはあるが、ものを創っていてこの「感覚」に出会うことが素晴らしいことであり
やはり金もうけのために生まれたんじゃないぜと思うのです。

さて、寒いけど街を走ってこよう。





「2018年カレンダー作品集<感字ごよみ>」
詳しくはこちらから。
絶対にこのカレンダー作品集で殴打なんかさせたりしないぜ。
注文の際はスマートフォンをいじっていても怒りませんので。