地元に帰って、実家の前のセブンイレブンから出てきたところで小学生からの幼なじみに遭遇。
以前は帰る度に一緒に飲んでたけど、
お互いに背負うものも多く、ゆっくり飲む時間もなくなった。
それでも何も変わらない。
それが幼なじみってヤツ。
5分ほど立ち話して
「やべぇ、明日息子の弁当の日だった」
とシングルファザーの友達はあの頃と変わらない調子で去って行った。
また少し痩せたみたいだけど頼もしい背中だった。
翌朝、育った街を一時間ほど走った。
背負いながら、抱えながら
太陽に向かって。