三が日に町中華に行ったときにたまたま座った席が厨房の鍋を振るうところを真横から見れる席だった。
100席くらい優に埋まる満席の店内、厨房ではものすごいスピードで料理人たちが火を放ち鍋を振る。
スポーツ観戦してるような感動があった。
バンド活動していた頃、指紋が擦り切れるほど皿洗いのバイトをホテルでしていた。 その時にヌーベルシノワの先駆者、脇屋友詞シェフの厨房の中で働いていたのだけど そこの厨房の迫力が凄まじかった。 スピード感、混沌の中で、実に綿密に、緊張しながら、最高のものを創り上げてゆく空気。 30年近く経つけどあの張り詰めた世界は記憶に深く刻まれている。
アジアの人ですから中華鍋やその周辺の料理が大好き。
昨日の自宅ランチはパッタイ。 火こそ放たないが、中華鍋のライブ感は家でも凄い。
そしてタイ料理は美味い。
心に触れたものはスケッチで留めておく。 あの時一緒に働いていた中国人のワンさん、忙しくなると急に「ニホンゴワカラナイ」とエスケープ。 元気にしてるかな?