書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春に立ち

更新が滞ってすみません。一昨日、父が緊急搬送され怒濤の日々が続いています。肉体的にも精神的にも不安定な状態で家族で全力でサポートにあたっています。愛と覚悟を持ってこれからは未知の世界へ突入です。痛みの中からたくさんのことを学んでいます。毎…

We Wanna Get Everything

昨夜は隠れ家で静かで燃える漢酒。穫れたての金目やほっけ、うに、天使の海老、鮪、カンパチ…。そして驚きのわかめのしゃぶしゃぶ。魚の卵も付いているシャキシャキの生わかめを塩麹と生姜の効いた出汁でしゃぶしゃぶ。店の大将は伊豆に住み込んで寝食を共に…

よみうりヒルの上で

心の整理、丘の上へ。もちろん観覧車も絶叫系も気分ではないのでお隣の「丘の湯」へ。素直になれないもどかしさは裏腹の悲しみとなって心を覆う。言葉を感情に乗せて喋る前に自分を捨てて、目の前にいるあなたになればいい。花は何も言わずに咲く。「生きる…

狂い咲く毒花

スタジオに入って、ギターをジャックインしてジャカジャーンとやった瞬間に時空を超えて繋がる。そこが居酒屋であっても変わることはない。30年の付き合いとなるそんな盟友と。飲み干す酒は少しばかり苦くなってきたけど、だからこそ喜びも増す。卓の肴は少…

いろはにほへとちりぬるを

タイの仏像を描いた。 「諸行無常」。三法印、四法印のひとつ。すべてはとどまることなく、変化してゆく。仕事も、お金も、人間関係も、肉体も永久不変などない。価値的や情緒的判断を超越して、移ろい行く無情観。平家物語や、いろは歌から続くこと。太古か…

時の漂流

昨夜は旅人たちとの一献。流れの中、抗うことなく、ただ淡々と、すべてを受け入れ、けして昂ることなく。漂えど、沈まず。

道しるべ

自分を作ってきた旅と本と音楽の歴史。それは創造のルーツ。この三つだけはいつの時代にもあった。旅に出れば本と音楽があった。旅に出る状況ではないがいつもイメージはある。暖かくなってきたせいか最近はカリフォルニアの蒼を思い出す。パサパサの不味い…

走れっ!

春一番が吹き荒れる朝、 畑経由の6kmのロードワーク。一本道、強烈な向かい風。止まることを許されず、涙が零れ、呼吸が乱れる。人生にも何度かそんなときがある。それでも走る。蹴躓いても走る。怯えながらも走る。止まれるかっての。iPhoneから送信

非思量

考えたり、比較してみたりして、やはりここにしかないものに気がつく。相対的な観念から解放され、思い量ることを突き抜けたときに感じられる「今」。「今」さえ、考えるその刹那「過去」になる。考えを追うことなく。できるはずだ。毎朝、静かに、反芻する。

その手のばしてすべて許して

怒りをためないで不安をとじこめないで。同じじゃないからぶつかり合うけど、同じじゃないから助け合うこともできる。いつかを許されないから今をただ抱きしめる。笑って、霧を散らせてみせましょう。

粉骨砕身

最近、鶏白湯に凝っていて、あちこちで食べたあげく、家でも骨をミキサーで砕いたりして鶏スープを作っていた。そんな中、昨夜、極上の水炊きに出会った。祭りのあと。最初から最後に雑炊までなにも足し引きなし。ポン酢との合わせもあるけど、俺はこのスー…

空を見上げて

いくつもの空を見上げてきた。砂利道を歩いて、街なかを自転車で、海沿いを車で、山並み越しの電車で、離島に渡る船の上から。今日も書くことができる。ずっとずっと空を見上げる。

たて糸、よこ糸

母を病院に。苦しみと喜びは切り離せるものでもなく繰り返し、織りなして紡がれてゆく。健康、笑顔、愛。いくら金を持っても、肩書きがご立派になろうとも、原点はそこにしかないし、その延長線上で仕事をしたいね。そんな母も元看護婦さんでした。iPhoneか…

鉄の心

いつものてっしんでいつも変わらない同級生たちと。そして変わらぬ上質さ。オーナー夫婦の奥さんの誕生日のお祝い。三年生の娘さんと一緒に色紙に書いた。ドキドキ、そしてニコニコの女の子、筆一本で仲良くなった。こういう気持ちを本当に大切にしたい。

愚直

昨日、トークライブのご来場に感謝いたします。本気だから玄さんの言葉の熱量とキレはいつも半端ない。今回はじっくり描かせていただきました。「愚直」の昇龍。心と心を付き合わせる道を往く。温度ある場所に生きる。四の五の言わず愚直に。

loft 19時

本日、19時より新宿Naked Loftにて描きます、書きます。 (写真はイメージ) Nakedでもプラスワンでも「Loft」はバンド少年のときから気持ちが昂る場所。 昨日までは水道橋のほうでリヴィングレジェンドが熱くしていましたが 今日は新宿百人町がその熱を発し…

裏街道

裏路地アジトで裏メニュー。寒風吹きすさぶ裏街道、蹴飛ばされ、嗤われて砕けるほどに歯ぁ食いしばって人生、肴に飲み干せばしょっぱい涙の味がするそんな春待ちの夜更け。俺は長渕かい。薄墨に重ねてみました。iPhoneから送信

雨の日のバラッド

夜明け前に目を覚ますと雨。雨の日は作業に没頭できる。晴耕雨読のDNAなのか。昼前に遊びのお絵描き。ベタ塗りするタッチを練習。ヤムウンセンの完成、タイ語を筆で書いてみたかったのでコレを描いただけだけど。やっぱりランチはタイ料理かね?

春待つ杜

以前、東京のカウンターで意気投合した方が仙台在住ということでここ仙台にてさっそく再会を実現。地元の酔人にしかわからぬ落ち着いた和食屋で暖かい料理と地酒を堪能。二軒目は永ちゃん好きのマスターの硬派なBARでスコッチタイム。こんな想定外こそ旅の魅…

太陽のあたる家

仙台は国分町駆け込み寺へ。いつも暖かい、温度というか「体温」。中島支部長とスタッフの千葉さんと窓から差し込む陽光を浴びながら東北話。やっぱりメールや電話じゃなく、生身で対峙しないと感じられない。「たったひとりを救う」、日本駆け込み寺、よろ…

地産地笑

仙台をスルーして約30分、塩釜へ。日本中歩いてもここにしかない極上の魚を出す寿司屋。仙台から来る価値ありではなく、間違いなく東京から来る価値あり。玄さんも来仙されていたので俺もご相伴あずからせていただきました。素朴で暖かなおもてなし、真摯で…

いざ、東北

これより三月の東北へ。頻繁に更新の予定です。読み飛ばしのFBよりわざわざ見にきてくださるブログにて。今回のはさぶさ、トップを走るイメージで一号車を予約。下りは最後尾なんだね^_^;iPhoneから送信

心の筆

曇天の朔日、夜明けに富士の方角に手を合わす。昨年、作品制作時に書いていて涙を流したことがあった。それは15年のキャリアでも初めてのこと。上手な作品が書けたとか技術的な満足で流れたわけではない、もっと感情的な部分が揺さぶられて耐えることができ…