書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

水色の晴れ

初めての酒場っていいよね、それもカウンターで差し飲みって。また最高の漢と。金目鯛に激情!言葉を超越するイメージ。敬愛するバンドTHE MODSのメンバーもここに。もう理屈も理由もいらない。本気で、腹くくって、本能で動く。そういう酒を飲める夜。生きて…

そばにいる

早朝、夏を取り戻した青梅街道を車を走らせ病院へ。かあちゃんよ、空虚の眼差しで遠くを見つめないでおくれ、また旅に行けるように、頑張ろうな。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

初物七十五日

いよいよ大好きなコイツの季節の始まり。秋の刀。名前もいいよなぁ。肉がしまった(堅い)魚で鰹。締め上げた。昨夜も気の知った店でカウンターアクション。越えろ、超えろ、肥えろ?日本には書と旨い魚がある。心ではなそ。

闇に灯される酒

和食のカウンターで呑む時間が好きになった。ひとり以上、三人未満。多くなくとも手作りの肴があって、手渡しで料理や酒が運ばれ、出過ぎない、引きすぎない、店員との会話、聴こえるかどうかのBGM(音はなくてもいい)。そんな場所がいい。見知らぬ店、静か…

世界を見つめる場所

先日の東北鎮魂巡礼の旅で訪れた石巻の日和山公園。東日本大震災、世界の人は動いた。台湾からの義援金は200億円。アメリカはオペレーション トモダチとして8,000人の軍人が支援活動。モンゴルは国家公務員全員が自分たちの給料を寄付。平均月収四万円のモル…

フロの男

物書きの人はそれぞれ、ペンが進む環境があるらしい。それはホテルでカンヅメになることだったり、昼下がりのスタバだったり、音のない真夜中だったり、トイレという宇宙の中だったり、紫煙に霞む部屋だったり、チョコレートを積み上げたデスクだったり。何…

想う季節

朝6時。この雨の向こうに朧げに秋を感じる。静かに筆を取る。今、心にあるものを反芻する。想いは筆を伝って、祈りを体現す。この雨の向こうへと。祈りを信ぜよ。

空がまた…

泣き出しそうな故郷の空。朝一番で戻り、母を病院へ。記憶が混沌とする母ちゃんを車いすに乗せて病院を駆けずり回るのはやっぱり切ないよなぁ。ヘルパーさんや介護士さん、地域センターの方、近所の方々にはほんと感謝。晴れゆくことを信じてやるだけだな。…

土から育つ

畑にも秋の気配。メインの畝を更にした。滴り落ちる汗、しかし季節は移ろう。頭のタオルはボルサリーノ気取り。土まみれの短パンはブルガリ気取り。長靴だって畑のトッズ。イタリアンマフィア気分で農作業。こちらアメリカンサイズのオクラを収穫。裏天王山…

必殺志事人

ただそこにいて、生まれる言葉を信じる。慰めも同情もいらない。なぜならただ静かにその人の心を感じられるから。そういう友がいる。歌舞伎町の夜を齧りながらのそんな昨夜の酒。これ以上の財産はなかろう。不器用ながらも、多くを喋らなくとも、感じる。「…

野性のバラッド

長野県のあるお店に飾る作品の依頼を受けた。依頼を受けた瞬間にイメージが湧くと電光石火で筆は走る。「本能」というか「野性」に近いのだろうか。野性のごとく/叫んでられたら/この街にも/用がなくなるここにいる以上/眼つきを変えて/ふるえて眠る/…

時々といつもの間に

埼玉県の新三郷に参上。コストコにランチを食べに。チーズたっぷりのバーガー、オニオン・ピクルス・キャベツ掘り放題のホットドッグ。ドリンクフリーダム。ちょっと薄くなった気がするけど具材たっぷりのクラムチャウダー。最高です…年に一回で十分だけど。…

長い夏の昼下がりには

「傍聞きJ(かたえぎき)、浅学のオレは聞き慣れぬこの言葉にジャケ買い。漢字の通りではあるが、なるほど、こんなに身近におきることに使う言葉だったのか。切なくも救いのある読みやすい一冊、暑いこの時期、ぬる場に浸かって読んでみては。プールも花火も太…

after 68

泣き言はいいますまい。忘らるることはできずとしても苦い痛みを飲み干してたまには酔いつぶれてみたくもなるものです。地元に戻って同級生九人。安・心・感。大きな声で笑ったら、涙を噛んで、行きましょう。

夏を越えて

午前6時半、畑。夏の収穫もピークを過ぎた。そろそろ秋にむけての土からの準備か。日差しは変わらず厄介だが、俺の中での夏も終わった。やらなきゃ。守るべきもの、それは永遠ではないから。

ありがとう 夏の日

昨日の「駆け込み寺 夏まつり」、暑い夏。たくさんのご来場に心から感謝いたします。写真は開場前。日本駆け込み寺、兵庫県三木連絡所の天満さんと。テキ屋ではありません、一応書家です、菅原文太さんが映画で使用した衣装。35度、7時間のぶっ通しライブ。…

駆け込み寺 夏まつり

ボランティアさんもたくさんいらっしゃり、準備しています。間もなく始まります。駆け込み寺11周年、東北復興支援、たくさんのゲストと。生ビール、枝豆、唐揚げ、弁当…。タカノの出番はラストの18時、サンセットビアタイム。一書渾身。テントも、救護もあり…

熱雷

昨日の夕方の雷雨、自宅で作業をしていた。雷鳴轟き、間もなく停電。テレビの集合アンテナが故障、早速不動産屋に電話するも本社も支社の夏期休業。まぁテレビはあまり見ないし、スカパーは受信できるのでカープの試合は見られるわけだが、17日まで不通とい…

Whatever Gets You Through The Night

先日、知人よりニューヨーク帰りの写真が届いた。渡米前に連絡をいただいていて、1999年に書家としてデビューした路上の場所を伝えていた。時空を超えて出逢った、その人に書いた「心」を添えて。そう、ここがジョン・レノンが住んでいたダコタ・ハウス。そ…

駆け込み寺 夏まつり

昨日は今度の14日に開催される「駆け込み寺 夏まつり」の最終打ち合わせ。その後、会場にて乾杯。しかし暑すぎた、ビールが美味い温度を超越。涼しき「ちずる食堂」で再度乾杯。背後にはしっかりと14日のポスター!出演ゲスト(出演時間)は以下の通り(敬称…

汗奮興起

ひとり「黙々」と「動く」。頭を整理するには俺の調整法はコレしかない。今日は最高気温になるとわかったいたので街が目覚めぬうちから畑仕事へ。それでも畑までの3キロの道のりで汗だく。しかしだぁれもいない畑のひとりは心地いい。ipodからはRC、Joe Stru…

炎の再会

シアトルから二年ぶりに友人が一時帰国。絶品 ホルモン屋「幸永」にて肉と煙と親交と。相変わらず礼儀正しく、朗らかで、負けず嫌いの硬骨漢。何を感じ、何を思考し、なにをしたかそこの話が実に面白い。まっすぐさ、視野の広さ、人を愛する姿勢はまさに父親…

Hey bambino

長年、瞬間を切り取ってくれた相棒のコンデジCXー4がいよいよをもって壊れた。レンズ交換で2~3万だから買い換えようと思いながら一応修理に。店頭で状態説明で作動させてみたら元気に動く。機械に意志などないけどこの足掻きようにほかすわけにもいかず持っ…

鎮魂巡礼の夏

昨夜、全員無事に帰京しました。今回は「国分町駆け込み寺」開設一周年記念として比叡山より千日回法峰行者 藤波源信大阿闍梨様を迎え、東日本大震災物故者慰霊供養の旅。4日の昼に仙台国分町駆け込み寺に到着。椅子に座って挨拶もままならぬ時に震度5の地…

はじまりのつづき

仙台滞在の最後は元祖へ。冷やし中華発祥の「龍亭」。元祖や本家の類いにありがちな、過度な宣伝文句や自慢気な感じのない、慎ましさが好きだ。東北の気質だろうか。写真背後の国分町駆け込み寺の元祖天才支部長、中島さんに今度聞いてみよう。西から登った…

海猫よ

明けきらぬ午前四時、仙台から女川へ。漁船に乗せていただき、出島へ。鎮魂供養。この足もとまで津波は襲ってきた。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

それぞれの夏

今朝週末の眠りから覚めぬ東京を発ち、約束の地、東北に着いた。今日、明日で仙台、女川、石巻、松島、荒浜、閖上。比叡山より藤波源信大阿闍梨様を迎え、鎮魂供養と復興祈願。と、着くなり震度5の地震。大きな被害がないことを祈ります。まだまだ東北は闘っ…

一酒一會

ここにいながら、ここではところと繋がる。それを結んでくれるのは「人」。フランス帰りの友人夫妻が稀少なワインを持って来てくれた。寿司屋の大将からいただいた鰯とのマリアージュ。日本人ならでは贅。二本目の赤。しまり具合とフルーツの甘みの素晴らし…

終わりなき午後の冒険者

日が暮れるまで校庭で野球をしてた夕食の匂いがすると また明日って家に帰ったあのころの友だちは それぞれの暮らしの中で手にしたり、失ったりしながら色を変えてゆく戻れない俺たちがいた夏へ手を伸ばせては 壊れて消えそうな夢…と校庭に佇み、ガキのころ…

そのときはそのときしかない

八月朔日。好き嫌いが激しいわけじゃなく、いいかげんなものが嫌い。いいかげんな人付き合いが嫌いで、いいかげんな食を好みません。子供が何かに夢中なるのと同じでしょうか。大好きな金目鯛で飲めば、夜は美しくなるし、ipodからTHE ROOSTERSやアナーキー…