書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

フラットにするだけで

偏れば愚痴になる。偏ればキレる。偏れば受け入れられなくなる。常にフラットな状態を保っておくこと。昨日から今夜まで30時間の断食中。摂取するのは水とトマトジュースとスポーツドリンクのみ。ダイエットというよりも身体もフラットな状態に戻すためだ。…

見えないものほど

言葉の向こう側にあるもの。見えるその裏にあるもの。何度として忘れてしまうそれを覚醒させろ。当たり前と背中合わせの危惧。自分の言葉でしか伝わりっこない。美味いジンギスカンと黒糖焼酎の優しい夜の手触り。

静けさのその後で

朝6時、作品制作には一番いい時間帯。集中して、言葉が出る瞬間を逃さない。激しい葛藤やぶつかり合うイメージ、混沌とした感情、吼えている。内面で激しい咆哮を繰り返した先に掴んだひとつの光。そうしてひとつの作品が生まれる。午前中でヘトヘトなんてこ…

影の向こうに

影が長く深いぶん、光は強く存在を顕示する。変化は進化として前に往かねば。誰かの顔色を伺って大切な自分を見失ってはいけない。自分の中の声を聞け、その長く横たわる影を往け。無駄なことなどないというけど無駄なことに戯れている時間はない。大切なた…

夏色の湯

過ぎ行く夏を惜しむ…そんな気持ちにまったくなれない昨日。この空はあわてて宿題を終わらせる時期のものではありません。宿題のない俺は相も変わらず日帰り温浴施設に。硬派路線(男くさい)荻窪「なごみの湯」。夏空見上げる露天風呂。日が暮れるまで湯に浸…

食べればわかる

暑気払い@魚料理の名店「緋色の海」。喧伝されることを拒むような店構え。しかしこの夜も19時は満席。味を知る大人が通い詰める店。鮃、馬刺、鯨ベーコン、鰹、鯨さえずり、秋刀魚、鮑。絶品なんです。ツマまでも美味い。仙台国分町駆け込み寺の斉藤さんが…

放せばわかる

暑気払い@ホルモン焼きの名店「幸永」。絶品なんです。仙台国分町駆け込み寺の斉藤さんが今週いっぱい東京に来ているので、飛んで向かった幸永。熱く穏やかな玄さんのお弟子さんたちとお店のスタッフのシャイで愛らしい南ちゃん。名物「極 ホルモン」。これ…

勝鯉の秋へ走れ

昨年もこの時期まで頑張りながら9月に失速し、ペナントレース争いから脱落した我がカープ軍。経験は活かせなかれば足かせになるだけ。汗を流した分だけの結果しかでないのだから。重圧を打ち返せ。理想を忘れずに、しかし小利口にならずに。筆を持つ俺自身に…

秋告げの宵

料理人が市場や農場に行ってテンションが上がるように、ミュージシャンが楽器屋に行って高揚するように、書家として画材を買い出しに行くのが好きで。でも昨日は繰り出してみたらことごとく休みで。ではアレを買い出しに。晩夏を告げる、大好きな秋刀魚。餃…

夏の朝に

朝6時、ベランダの野菜たちに水をやる。時間があれば散歩をする。盆を過ぎてもいきり立つ暑さに辟易しながら、公園に長く伸びる影をながめる。世界はいつもアンバランスだ、蝉の声を聞く9,000キロ先では銃声がこだましている。争いは争いで解決できない。そ…

東北の今 その2

岩手県陸前高田。奇跡の一本松。津波の脅威、最上階とのコントラスト。陸前高田駅のホーム。携帯タブレットのGPSの表示で初めてここが駅だと解った。駅前ロータリー。今回の最終地、大船渡。一関まで山道を抜け、東北道で仙台に戻った。2012年の夏。見上げる…

東北の今 その1

先日の被災地を巡った時の写真をアップします。かなり絞りましたが、それでも多いです。二回に分けて載せます。でも最後まで見てもらえたら嬉しいです。俺が見たこの夏の被災地の空です。福島県いわき市久の浜。双葉郡楢葉町にある岩沢海岸。広野火力発電所…

流麗

乗り遅れた新幹線でなんとか東京に到着しそのまま会場入り。歌手 ひやねますみ×書家 高野こうじのコラボレーションライブ「流麗」。乾杯っ!ひやねさんの太陽のような人柄、歌声。俺の中にある地から這い上がる慟哭の龍。天と地の融合をイメージしました。そ…

炎の東北路〜国分町

昨日の仙台ラストナイトはホルモン。玄さんと斎藤住職、歌舞伎町駆け込み寺、国分町駆け込み寺のスタッフのみなさんと過ごした終わらない夏の冒険。改めて感じた東北の痛み。 露天風呂、見上げる空、晩夏の弧を引く赤とんぼ。さて、東京へかえろう。あぁ、新…

炎の東北路〜気仙沼

大好物の秋刀魚には、ちと季節が早かったが絶品の鰹を食した。これも旅のヨロコビ。ウワサ話やジマン話では腹一杯にはならんのだ。進め、進め。東北は美味しいものが溢れています、気仙沼にも行ってみてください。東北の今をたくさん撮ったので東京に戻った…

炎の東北路〜石巻

約束の地、石巻。初めて講演で訪れたのが12年前。そして震災後、真っ先に来たのがここだ。風化できぬ時間。現実を五感で受け入れ、未来を創造してゆく。「一書渾身」創作書家 高野こうじ

炎の東北路〜いわき編

イワシと戯れる夏の日。歌舞伎町駆け込み寺から仙台国分町駆け込み寺へと玄一家で向かう旅。まっすぐな漢たちの集団ではありますが、行程はまっすぐとはいきますかいな。まずは福島県いわきの久ノ浜に降り立った。まだあの日の影を落とし、住宅の土台だけを…

腹ヘリのボン

昨日の夕暮れ、ベランダからの空。仲間たちと飲んだり、会ったりする席で「お盆休みはどうしてるの?」と聞かれることがありません。理由は簡単です。聞くほうも聞かれるほうもお盆休みのない人生を送っているからです。そんな世の中がお盆休みの今週、内蔵…

知足

「足るを知る者は富む」。分相応にして欲張らず、本当に大切なものだけをその手に、下世話な功利に生きず、満足と思えば不平もでまい。「欲しがりません勝つまでは」ではなく、「足るを知る者は富む」ということを感じていたい。

流れの中で

無理をすることなく、しかし甘えることなく。考えすぎることなく、しかしなまけることなく。生き急ぐことなく、しかし停滞することなく。気持ちもデトックス。プチ断食、またやります!

恐怖を砕く右の一閃

意気揚々とある場所へ。スカイツリーではなかったようです、なんだか目下の敵であるスワローズがジャイアンツに勝ってしまってすごい熱気の人ごみを抜け。闘う漢の祭り。立ち技格闘技「Krush」に参戦…ではなく、観戦。俺のメインはISKA世界バンタム級タイト…

行けばわかるさ

考えることなどはただの始まりであってその場に立って空気を感じることが一番。行動は思考を凌駕してゆく。陽の高いうちに銭湯に行き、誰もいない湯殿に浸かり黙考。そして繰り出す。ひっさびさの「ゆきだるま」。大切な仲間と和やかな時間。「温かい」なん…

蒲田 なごみ

ロゴを書かせていただいた蒲田の海鮮居酒屋「なごみ」のレセプションパーティーへ出席。刺し盛り、さすがの貫禄。イサキの煮付けは絶品。心のふるさと奄美大島の兄ぃ、姉ちゃん、その子供たち、兄弟分…みんなが集い、黒糖焼酎れんとを空ける。レセプションだ…

銀色の夜明け

そりゃオリンピックよりも長い間、愛し、想い、共有してきたもののほうが熱くなるもんなんです。爽やかで清々しい敗退なんてのをオリンピックに感じたりしますが、もっともっと惚れ込むと勝利だけがすべてになるものです。昨夜は我がカープ軍の試合に熱狂。…

新しい呼吸で

晴れ渡る近所の公園を散歩。青空に書いてやれ。「暑いっ」は怠けるための言葉じゃない、冷たいビールを飲むために気合いを入れる言葉だろ。こんな美味い一瞬のためにね。今日も書かせていただきます。

笑顔が運ぶ利運

今回の五輪、なでしこジャパン、熱烈応援しています。偉ぶるらず、悲壮感もなく、スマートで、明るくて、無邪気でステキだ。「ギグスと写真撮れた〜♡」と興奮する選手たち。あなたたち、ワールドカップに優勝して世界ランキング3位の選手ですよ?!普通で可…

贅沢な食卓

世界中に美味しいものがあるのだけど一番の贅沢はこういうことではないかと。「醤油取って〜」とか「納豆半分食べる?」とか「味噌汁おかわりー」とか言ってみんなで食べる朝ご飯。俺は家族であまり食事する習慣がなかったし、たまに食べてもオヤジが絶対だ…

いつまでもを願えば

67回目の今朝、筆を走らせる。モノを書いたり、創ったりできるのは平和があってのこと。安定とはかけ離れた仕事だけど世界の安定あって必要とされる仕事。考えるのも、創るのも、どう使うかも、決断するのも、…人。昭和20年、平成24年。平和である未来を描こ…

湯に浸かる、解放の空だ

どこよりも快適で、芯から脱力し、裸で青空を見あげ、二日酔いを流し、ロウリュウサウナで発汗し、腰痛を慰め、言葉書きなんかもできる。そんな温泉施設なのに、写真に撮れば今日もこんな感じです。20年前から通っている荻窪「なごみの湯」。硬派な温泉施設…

湯に浸かれ、解放の空だ

どこよりもリラックスでき、芯から安らぎ、裸で自然と一体化し、汗を流し、塩サウナでツルツルになり、腰痛も癒え、原稿書きなんかもできる。そんな温泉施設なのに、写真に撮ればいつもこんなです。イチオシの国立温泉「湯楽の里」。露天のベッドで日焼けし…