書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

届くさ、届けるのさ、きっとかならず

この度amazonより東日本大震災義援金壁紙をリリースしました。玄さんとのコラボです。こちらからチェックしてください。もちろん収益のすべては義援金にあてられます。早稲田ハウスの金光社長さんも多くのご協力をいただき、輪を広げていただいております。…

楽しんで踏み出す一歩が道になる

東京多摩の日野に情熱あふれる男たちがいる。一軒家を極力自分たちで改装してセンスある整体院を作った。そこに魂の筆をいれさせてもらいに向かった。 その前に施術。バキバキの身体がみるみる覚醒してゆく。「ほぐれる」という概念を越え、「流れる」、身体…

君は祈りを無邪気に体現する小さくてでかい光

まぁ友人夫婦にとっては迷惑な話かも知れないが親友トットは俺にしてみれば家族なのだ。引越をしたので新居に遊びにゆき、近所の沖縄料理屋でなぜは沖縄料理以外のものを頼み、久しぶりにトットと再会。まだ小さなこの身体にはとてつもない可能性の芽がある…

とけるようになめらかなこころの余韻

「料理の写真も載せて明るくやってくれよ」ありがとう。昨夜はそれに相応しき人と素敵な場所で食事したので職人ならぬ食人こうじもはじめるよ。二年ぶりに月島をコージー散歩。江戸の下町風情、同じ東京人でも非日常。好きです。向かった先は予約もままなら…

丁寧なラッピングなどせず生身のGENKIを

玄氣プロジェクト発足。まずは被災地へ元気を届けさせていただければと思います。筆いっぽん、ここから精一杯に。 できることを考え抜いて、そしてやるときにはさりげなく。

そこへ届くように奏でることができたなら

1991年青森県八戸にツアーに行ったときの一枚。二十年ぐらいぶりに実家に眠っていた写真をめくった。世話なった人たちは無事だろうか。おまけに当時書いた曲のコード譜が続々と出てきた。結論、タカノは変わってない。臆病で傲慢で脆くて熱いヤローだ。

空へと吸い込まれてゆく感情の残骸

恒例 故郷の空。遠くの山並みに雪が積もる。つかの間、地元に帰ってます。写真は朝だけど、俺の中にはずっと「オレンジ」のイメージが永く張り付いている。それこそが育ったこの街のイメージ。ピーピーと泣いて見上げた夕焼け。公園のベンチで夢を紡いだ暮れ…

ここがどこであろうとこころは変わらず

筆を持つことさえもままならなかったので料理もできるはずなどなかった。久しぶりにこだわりの逸品創り。やはりコレ。これでもかっ!とニラとニンニクを効かせた。とてもジューシー、自家製食べラーの山椒の香りもいい。さすが餃子大使。自画自賛。とにかく…

理由なんてのは後から付いてきやがれってんだ

一杯のスープ。一杯の味噌汁。このあたたかさよ。安堵する気持ちよ。基本ここにあり。春からまたひとつふたつ書の扉が開く。まだ発表の段階にないけど全国、そして世界へ近づく。進む。怖いから。ダメなヤツだ。

道はひとつではないが、出会うべくして出会う

海外にばかり目が行って、この国の風土や歴史や食文化を考えることもなく、外国を旅してた時期があった。そしていつしか日本を歩くようになった。昨年5月9日の福島駅周辺の道。昨年8月23日の仙台の定禅寺通り。先月の東京目黒、近所の鉄道。日本は素晴しい。…

帰れないふるさと、始まるふるさと

叔母は盛岡の親戚の家に行きひと安心。今朝母親と電話で話した。母のふるさとの宮古。家はなくなり、街も変わり果てた。子供の頃の原風景が消え、ふるさとがなくなって被災された人を思い昨日は悲しくて寝られなかったようだ。たくさんの方がふるさとをなく…

築きあげてゆく一歩の尊さを感じて

家中のものを整理している。まずは山ほどある本から。言葉はその時々によって解釈や深度が変わる。五年ぶりに一冊の本を読みだしている。そんな折に、その本の著者から電話をいただき、食事をした。幾千の言葉よりひとつの行動。行動は経験となる。良しにつ…

独り言「夜からこぼれたその僅かな光」

できないことばかり考えて、もどかしさを感じていた。やれたはずの過去を数えて、忸怩たる思いにかられていた。なくなってしまえばわかるはず。でもなくなることに怯えていた。自分自身を欺いてまき散らした。いっぱしなことを、利いた風な顔を、わかったよ…

メッセージ

募金、節電、買い控え。まずはそこから初めて数日。東京も寒さがぶり返してきたので暖房をつけずにいつもより早くベッドに入る。夜明けに起きて太陽の光で作業。これが本来なんだと思う。しかし仕事の注文状況はとてもスロー。多くの人が実感していると思う…

あるべき姿

被災地からさまざまな声が寄せられてきた。悲惨さを嘆くことよりも生きていることに、人に救われたことに、おにぎりひとつに感謝する。家もなにもなくしたのに。東京など首都圏の声が寄せられてきた。卑劣さに悪びれることなくたくさん予備があるのにトイレ…

安否確認

今朝、実家と連絡取りながら叔母の安否を話し、このブログからも名前を出して心当たりを尋ねようかとキーボードを前にしたときに、無事が確認されたとの一報が入りました。地震直後の瓦礫と化した街をひとり彷徨っていたそうです。80歳を越える老婆がひとり…

「みんな」になろう

いろいろと思うところはあるが感情に流されることなく、冷静に情報を集め、批判することも今はせず、「俺」が「私」がではなく、「みんな」にならなければと思います。未だ宮古の叔母の消息がわかりません。ご心配をおかけしています。ネットの消息情報にも…

祈り

筆を握ることも満足にできません。一瞬にして覆われた恐怖。地震直後の家です。東京に40年以上住んでますがこのようなことは初めてです。でも大丈夫です。この程度。被災されたたくさんの方のことを思うと胸が痛くてたまりません。日本がひとつになって思い…

お見舞い申し上げます

過去最大の壊滅的被害に胸をいためるばかりです。まんじりともせず朝を迎えました。たくさんおられたと思います。宮古の親戚と連絡が取れていません。作品を扱っている店舗、越谷レイクタウンでは映画館の天井の一部が崩落したとのニュースもあります。たく…

大丈夫でしょうか?

不安な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思います。今はこれ以上被害が大きくならないことをただ祈るばかりです。携帯電話、メールがつながらない状態が続いています。私は大丈夫です。

太陽が焼き切れない花の粉にまみれて

確定申告のため、やむなく外出。毛穴にさえも花粉の侵入を許さない。花粉が飛び散るくせに風が冷たく肌寒い。それにしても今年はマスクをした同士が多いね。外出ついでにジムで痒みとグシュグシュを発散です。思考力ゼロな午後でスイマセン。

男がその拳を静かに休めるときに

中野は遅すぎた青春の街。かっぱ兄さんなる相棒とこの街で小さな店をやっていた。ちょっと早めに着いて思い出をめくった。パチンコ景品所のオヤジも八百屋のオヤジも元気だった。山積みになった自転車、たいやき屋に匂い、刻まれた記憶が解かれてゆく。そん…

言い訳のない道に本当の声が響き渡る

昨夜ジムから戻り、確定申告と苦闘中にナイスな誘いのメール。行動派かつ肉体派こうじ、飲むでしょ。芋焼酎の夜。肴は芸術品。後戻りのない道の上で人に出会う。そこに生まれる言葉と思いを響かせて進む。過ぎ去った変えられないものよりもまだ輪郭さえない…

出会えなくてもつながってることを感じて

地元の小学校の卒業記念、書かせていただきました。家内制手工業、機械が及ばぬ世界。それぞれに名前があって、個性があるのだから作品とて世界にひとつしかないものでなくては。我を出すのではなく、たったひとりのその個性に向かって書くのが自分のスタイ…

それはまるで、存在の耐えられない痒さ

未練なぞないのに鼻水タラタラ。ビシッとしてるのに目はショボショボ。あぁ花粉症を満喫するばかりの春。昨日は一日中、外に出ていたので酷かった。では夜の帳が落ちたら「居酒屋 こうじ」にいらっしゃい。みんないい子にしてたかい?この夜は囲炉裏導入感謝…

再会とはまた新たな始まり

知り合いの焼き肉屋が銀座松屋の惣菜フロアに期間限定出店。早速焼き肉弁当を銀座の中空で喰らう午後。昨日のダブルヘッダー、果てたが良かった。精神力、集中力はカラカラだ。 結婚式の新郎とは何年も会ってなかったが、独立して渋谷に事務所を構えたことか…

祝福の光り降り注ぐ快晴の午後に

友人の結婚式にて魂の一筆。いい顔してた。なんと言っても快晴の空がふたりを祝った。感動のフィナーレに立ち会えず、松戸でのイベントのため移動中。夜も書き下ろしなので緑茶で祝った。しっかりといい氣をもらった。さぁ、夜もビシッと書き上げます。

いつでも足元を見ることで福を感じるのだ

強さとは主張することではなく、受け止めること。優しさとは同化することではなく、自立させること。同情から救われたことなんかない。受け止めてくれることから響きが生まれる。そんな仲間との集い。そんな話をしているわけじゃない、ただ思いきり笑って飲…

扉の前でためらっていた僕に書いた手紙

冬にも戻った東京。でも、春は捉えたぜ。もう三月も四日です。今月のカレンダーはこんな感じです。今回のシリーズで唯一、「何これ?」と聞かれる写真。近所をコージー散歩しているときに見つけた水草屋。たぶん鑑賞魚とかのディスプレイなんかに使うのだろ…

日本の匂いの中で過去と未来を結ぶ

先日やってきた囲炉裏。土台を作ってテーブルのように使っている。バンブーベンチとあわせて、これがなかなかに素晴しい。和カフェにいるような食事が楽しくなるテーブル。また寒さが戻ってきたでしょ、そんなときは天板を外せば中にヒーターが内蔵されてい…