書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

空が似合う場所に座って物語を開けてみよう

気分転換に作業周りの模様替え。窓を開け放って朝の空気を取り込む。明日から葉月。夏本番、暑さと腰痛にまいってる場合じゃない。シャワーでも浴びてプシュっとやりたい週末の午後。しかしそれをやらないのがマイルール。好き勝手にやることと、好きなこと…

まっすぐだから重ねる意味がそこにある

短気だけど、待つことは嫌いじゃない。一冊の本を静かに読み進める。人が集う、歓喜手前の喜び。理屈や見栄を超えた場所で出会う。顔も好きな食べ物も知ってる。だからこそ心に触れるまでの時間を楽しむ。それが待つという面白さ。昨夜は表参道で杯を交わし…

なんだって摂る前に撮るという悲しいサガ

どんなにガードしても、朝の太陽はボディブローのようにジワジワと体力を奪い、午後のギラギラはカウンターパンチ。暑さにノックダウンを喰らっております。しかし昨日の段階から今日は雨になり、少し気温が下がるって天気予報が言うんでチャンスとばかり5時…

流すこと、流されぬこと、流れること

断酒明け、体調がいい。休むことはどれだけ意味深いことだろう。休むための休みではなく、走るための休み。毎日眺める目黒川、夏を映し出す。同じようで日々違う色合い。そしていつものように朝から作品を創る。やはり同じ時間は二回とない。一度きりと思っ…

わずか30センチ向こうに存在する素晴らしき世界

太陽ギラギラの白昼、汗をかきながらむかったのは。狂言鑑賞。現代でいうところのお笑いってやつだ。もともと狂言とはストリートパフォーマンス的なものだったらしい。奇襲的芸術表現。11年前にニューヨークの路上からはじまった書と似てる。理解不能な伝統…

静かな場所で夏の物語を静かにめくる夜

とっても美味なる割烹「せお」に行ってきました。和食が紡ぐ夏の物語。いくつかを抜粋。超絶のアン肝。宇和島の鯛、礼文の雲丹、富山(どこか忘れた)のマコガレイ。今年一番の鯛がありました。ドでか牡蠣。大きさを出そうとしたら寄りすぎました。夏野菜と…

イメージとは、寡黙なれど饒舌な言葉

早速、好敵手を捜しに。 唯一にして最高の書友、中塚翠涛さんがカレッタ汐留の46階で作品展をやってるってんで猛暑の中、扇子片手に行ってみた。 この界隈、めったに来ることはないけど浜離宮、築地、新橋、銀座など東京のいいこと満載のエリア。 彼女とは…

足りないくせに足りたツラしてどこへゆく

夜はほとんど筆を持たない。ものが生まれるリズムはお天道様がてっぺんに昇るくらいまでがいいことを身体や脳が感じているから。それでも昨日は夜になって激しい衝動が襲う。己自身を打ちつける、いかずち、激しい怒り。この未熟な表現者が内面で咆哮する。…

興奮とあくなき興味だけで情熱を興してゆくのだ

順調に驀進中の夏バテ街道。断トツ仏恥義理トップです。睡眠不足、倦怠感、目が覚めると体が鉛のように重い。負けてらんねぇってワケでいつもは筆持つ朝にジムへ。気合いバリバリ注入。ランニング、筋トレ、シャドウボクシング。辛キモチイイ。辛いと快感は…

言葉は常に変化する、心のフォーカスによって

コラボ企画進行中。あれやこれやとお互いに想いを響かせ、言葉がテーブルの上で踊る。昨夜もあれかこれかそれかと。コピーライターをやっていたころ、ノートは言葉で真っ黒になった。今はノートに書くということをしない。静かに頭の中でイメージを絞り込ん…

求めず、欲せず、あの太陽の輝きのように

暑いっす。エコだ温暖化だの考える前に俺の身体が壊れそうで、朝からエアコンのお世話になりっぱなしです。そして忙しいです。金にならないこともたくさんやるので貧乏ヒマなしなのだが、忙しいことがとてもありがたいのです。ただそれだけに感謝して筆を握…

太陽よりも熱く、氷よりも冷静に

昨日は久しぶりに筆をとらず、ゆっくりした。旅先以外では今年はじめて。東京でも36度を越えた。絵亜子ンの前から離れられない。ちょっと上目線で吹き下ろす、24度の冷たい吐息。love air conditioner.日が沈むのを待って散歩。きれいだね。という情緒も暑さ…

夕暮れの公園で交わした約束を相棒、覚えているか

暑い夏に熱いイベントをやりました。居酒屋こうじThis is my roots.いいときも悪い時もいつもそばにいた仲間たちと。本場韓国料理でお出迎え。一日かけて真剣に遊ぶ面白さ。ほうれん草のナムル。もやしのナムル。韓国カボチャのナムル。烏賊とキュウリの和え…

足を止めて振り返ればそこに長い影が腰をおろしてる

梅雨が過ぎて、一日に何度も空を見上げる。昨日の夕暮れ、歩道橋の上に立つ。季節や空で感じる想い。虐待をされていた過去を持つ犬を飼っている友人がいる。先日飲んだ時にその犬がパニックなってると聞いた。昨日その原因がわかったとメールがきた。一年前…

そんなにかしこくないけどいろんなことがわかってる

書、絵、料理、読書、ジム…好きなもののほんとんどがインドア。唯一のアウトドアになれる趣味、写真。夏空を撮りに出かけた。瞬間を捉えたくて歩くこと15分。暑&汗。アウトドアのはずが蕎麦屋へとエスケープ。ならば陽が暮れて少し涼しくなってからと思い、…

言い訳しない、理屈をこねない、ただ夢中になる

赤ん坊や動物は言葉が喋れないから感受性が豊かで、本能的で、表現が大きい。子供になれるか?ひとり静かにものを創るとき、ひとかけらの純粋さを取り戻す。それが創造だ、それが表現だ。金なんかじゃない。生きる証し。昨夜も深夜まで筆をとり、今朝も6時か…

自らの意思で変革というカードを切れ

元来、非常に短気です。それで失敗を繰り返し、何度も恥を塗ってきた。いつまでもそれが許されるわけでもありません。変わらなければいけません。自らの短気を根気で治しました。目の前に起きている事象だけに囚われてはいけない。それに固執するから短気が…

ケジメをつけるからメリ&ハリが生まれる

太陽の光度が増してゆくそのエネルギーを感じながら筆をとる朝。創作書家のエクスタシー。15点、書き上げる。新しいチャレンジで新しい方法を思いつきました。これはすごい発見です。なんか、子供の夏休みの絵日記のようです。ベランダの真っ赤なお花も咲き…

繊細な鈍さを持ってものごとに対峙せよ

南アフリカの熱狂の祭典が終わった。評論家でも、ここはサッカーブログでもないから細かい事は言いません。「審判の質をあげろっ」ぐらいでしょうか。ハンパじゃないトレーニングとストイックなまでにコンディションを整えてきた選手がかわいそうでなりませ…

変えるため一歩は繁栄へ続く一歩

腹も立てりゃ、懇願もしたくなる市井の臣。一票投じてきましたよ。悪い意味で悩んだよ、国民をそんな気持ちにさせないでよ。日本の未来を誇らしく思う、力強い決断をさせてよ。身近のある人は「投票したら免許の点数を2点返す」。ある人は「投票に行っらその…

どうせいつかはお前も俺も冷たい土に眠るのなら

昨日の東京、31度。何を血迷ったか、長袖のシャツを着て、午後から打ち合わせに向かう。そのまま渋谷から裏原宿まで買い物。10代の頃の青臭い想い出が詰まった店。久しぶりに店内に入った。いいね、かっこいいね。汗、汗。表参道、10年前、路上に座り、言葉…

現実は情熱の流れに沿って夢を形づくる

第七回夢玄會。65の情熱が集いた。事務局の力を借りながら、幹事を務めた。一匹猿にとって、ある程度の数を束ねる仕事は学ぶことが多い。相次ぐ前日、当日キャンセル。おい、あんたの会費は誰が払うんじゃい。勉強、勉強。 しかし急遽の参加者がそれを上回る…

いつも今しかないと思うからまた出会う

プロアスリートが現役を引退するとき、胸に去来するのは今とデビューの頃だ、と聞いたことがある。創作書家のキャリアとして10年を超える時間が過ぎた。いろいろありすぎる愉快な旅だけど、デビューした場所は昨日のように思い出せる。歓喜と苦悩と賞賛と屈…

黄金の泡と人柄が夜の輪郭を描いてゆく

扉を開く。「こんばんは」と席に座る。はじめまして、から長く続いてきた時間。そんな店が好きで、何度も足が向く。一軒目、Webマガジン「玄ナビ」のリニューアル祝いの会で所長の玄さんはじめ、スタッフの皆さんと「鳥修」一献。気持ちよくビールジョッキが…

重ねては崩して、そしてまたさら高く重ねて

釣りや映画、読書、サッカー、野球、風呂、ビール。好きなものは山ほどでてくるけど、今、なお盛り上がっているのは料理と写真と旅でしょうか。だから料理の写真は当然多いわけです。どっちも練習になるから。一挙両得、一石二鳥。居酒屋こうじ、夏のランチ…

今日の試合が雨上がりのピッチならば僕の左足で虹を描いてみせるよ

タイトルは名プレーヤー、アルバロ・レコバの名言。そういえばウルグアイ人だったっけ。いよいよ準決勝ウルグアイVSオランダ始まる。レコバには悪いが、極東の書家はオランダの決勝を望みます。ブラジルやアルゼンチンの敗退のように先が読めないのがサッカ…

治平の心と賢智なる笑顔の恵みが紡ぐ幸せ

幸せのオーラに包まれた新郎新婦の前で。「お」もいをここに集めて「め」いっぱいの感情を放って「で」っかいふたりの夢と「と」わに続く幸せを「う」まいビールとともにみなさんにも割れんばかりの拍手と賞賛をいただけて良かったです。華やかさゼロの愛す…

掴むも掴まざるもその心が決める

本物の感性に出会い、本物の飯を食べる。これこそ心の贅沢。昨夜、伝説の烏賊に。「いかや銀兵衛」。活烏賊はすごい。表裏のない、透明でありたい。今年初めての日本酒。翌日(今日)、友人の結婚式でね、あんまり飲み過ぎたらヤバいかなぁと思ったのは最初…

鳥はまた飛ぶそのために羽を休める

旅に出るにもままならず、ならば2時間の避暑地にエスケープ。ひとり白昼の映画館へ。「告白」を観た。娘を担任クラスの生徒に殺された中学教師(松たか子)が学校を辞め、復習してゆくというストーリー。いじめ、格差、HIV、少年犯罪、引きこもり、DV、シン…

一杯の紅茶が冷めてしまわぬそのうちに

コーヒーが飲めない俺にとって、ビールまでのつなぎは昔から紅茶だった。この度、スリランカ直送の紅茶会社とコラボレートして紅茶&メッセージギフトのアイテムをリリースします。8月のオープンに向けて準備中の店内。昨夜もその打ち合わせ@吉祥寺。ビール…