書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

不動なる心を探しに、動いて泳いで

俺の名刺には、zippoには「不動心」と刻まれている。臆病で怠惰な自分が忘れないように。「不動」を手に入れるために「行動」がある。行動から経験が生まれ、心が定まる。俺は俺でしかない。誰かを羨んでも妬んでもしょうがない。君は君でしかない。誰かにな…

徳俵に足をかけ、そこからが真の力

土俵っていうものは神聖なものです。子供ころ相撲部屋に行ったりしましたがなんとなくそう感じたことを覚えています。(もっともその頃は神聖なんて言葉は知らなかったけど)ずっと薦められていたけど、予約がなかなか取れなかった両国の割烹「吉葉」に念願…

表現がそこにあるかぎり筆は旅をする

自宅から歩いて数分の和食店やホルモン屋からアメリカにある和食店までいろんな店のロゴやメニューを書かせてもらっています。久しぶりにメニューを書かせてもらったお好み焼き屋に行ったらさらに美味しくなっていて嬉しかった。ある絵描きのアーティストは…

青空にとける白球は18人の歓喜をのせて

一挙一動に目を凝らし、息のむ思いで次を待つ。そこに描かれるは歓喜か落胆か。どちらにしても両翼90メートルのグラウンドの中に興奮と感動に陶酔した大きな少年たちがいる。楽しいです、勝負事。最高です、野球。実力もないくせに三番サード。打ってはサー…

基本は対局にありて、真偽を示す

俺の書には基本といわれるものがありません。ゆっくりと激しく変化してゆきます。継続と瞬発力の融合が今を描いています。今後も基本を探すよりも難解な継続と瞬発力の融合で頑張ってゆきたいと思っています。厳しく危うい旅ですが応援してもらえたら嬉しい…

無邪気と情熱の軌道を描く旅の道

こうも暑いとね、日々に刺激を。というわけで髪を切る周期ではなかったけど斬新な髪型にすべくいきつけの美容院「Nitty Gritty」へ。まず美容院に行ってすることと言えば・・・キャッチボール。カット&カラーを終えたらスタッフを引き連れて公園で野球。髪…

苦しみを話すより喜びを紡ぐために

先日、いただいた手紙。小学生のお子さんを持つその方は学校の先生たちに作品を贈りたいと数年前からよく依頼を受けていた。定年を目前にしたある先生が自宅に飾ってあった作品を励みにと職員室の自分の席にもってきたそう。そうすると作品をもらった他の先…

力を抜き、流れに乗るから鯉は優雅に泳ぐ

愛する広島の鯉は7連敗の泥沼。負け方も悪く、リズムがバラバラで虚しく空転を続ける。昨日、池に泳ぐ鯉を見ていて真髄を学ぶ。美しく泳ぐ鯉ほど余分な力が入らず流れを作り、うまくその流れに乗って進んでゆく。なので昨夜のトークライブでは一匹の鯉を描き…

花鳥風月、都会の中の涼風

東京タワーの麓に鯉が泳ぎ、虫が鳴き、鳥の囀りが響くオアシスがあります。かねてから一度訪れたかったとうふ屋「うかい」へ。2000坪の広大な土地には池あり、庭園あり。この日はスペシャルで離れの素晴らしい個室を用意していただきました。部屋からの動く…

おぼろげであるから俺たちは走れる

アメリカ合衆国37代大統領ニクソンは言った。「負けても終わりではない。やめたら終わりだ」結局ウォーターゲート事件で任期中に辞任という前代未聞の事態になってしまうのですが。それでもこの言葉は色褪せないでしょう。やめるときまで終わりはない。今日…

心があってこそ技はその意味をなす

おそるべき肉食獣な俺ですが、トレーニングやおだやかな心を得るがために普段は控えます。すると禁断症状がでてきます。身体が肉を欲したときにここの暖簾をくぐります。何度目かの登場。ホルモンの名店「赤ちょうちん」さん。この暑さでしょ、ホルモンとビ…

言葉よりも早くそこに思いを届けて

朝から来週のイベントの編集作業。部屋の片付けを始めたつもりが、思い出の写真や手紙が出てきて気付けば夕方。電気もつけずに夕闇に包まれた部屋でまったく片付いていない状態になってしまう人?そういうタイプの俺は編集作業の中で整理している写真に目も…

ヒッピーハッピーよろしくさすらいの風が吹く

先日、打ち合わせで参議院会館に訪れた。小さい頃、社会科見学でこのあたりに来たような・・・そんな曖昧な記憶。俺には無縁な場所だと思ってた。警察官による物々しい警備、照りつける太陽。絶え間ないフラッシュバック。やけにのどが渇く。身体が順応でき…

目を開き、歯を食いしばり、大地に立て

行動力や冒険心を侵食するルーティン。刺激がなくなったと言えばやめたり、飽きたからと思えば休んだり。声を大にして「バカヤロウ~!!!」と叫びたい。逃げるな、燃えつきればそれがゴールだ。未練がましいくすぶった火種なんていらない。全力で駆け抜け…

季節をめくる、食という名の物語

ビールがですね、とてつもなく美味い季節です。暑さが苦手な俺ですがこれだけに救われます。この季節、映画も本もペースがガクッと落ちます。創造力を養うものは料理と酒です。「御苑前 せお」さんの落ち着く個室で夕餉。おまかせのコースは毎度毎度のサプラ…

静かな午後、7月の雨に濡れて

日曜日、母校の小学校。あの頃、バスケットボールに熱中した体育館からは夏祭りに向けてか、太鼓の練習をする音が太く響いている。 あの頃、まさに熱中症で倒れたグラウンドでは少年野球の試合の最中。ふるさととは普遍を描く場所。時間の紐がスルスルと解け…

机を蹴飛ばし、最前線で汗をかけ

先日、プロレスラーの知人にアドバイスを受けて、フリーウェイトを入れるなどジムのトレーニング方法を変えてみた。ただでさえサウナスーツ着込んでやっているので袖口には水溜まりならぬ汗溜まりができる。その後に露天風呂に浸かり、1日を終えれば身体に…

沈黙を超える真摯なる想いは

和食の名店、「あぐら屋」さん。いつ行っても和を重んずる気持ちいいサービス。40cmを超えるヒラメの造りに泥鰌鍋。旬が踊る卓で情熱で生きる人と酌み交わす。まるで現代の一休さんやジャンヌ・ダルク達。「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉。雄弁よりも沈…

音もなき朝の声が暁光にとけだすときに

先日の原宿cafe STUDIOのイベントでは龍を封印して夜明けの直前の月と闇を描きました。後半には先着3名にステージに登場いただき、その場で希望される一文字書を披露。一画づつをあえて直線にしてそのひとつひとつの感情があわさって「笑」が生まれるという…

願いはシンプルに、行動は大胆に

日曜の夜だってハイテンションの渋谷。109の人並みをすり抜けて、久しぶりにあの店へ。渋谷では珍しい老舗「元祖 くじら屋」へ。暑いときこそ暑いものを。バテ気味の身体に力を。はりはり鍋のコース。こちらのくじらは本当に美味しいです。待ち奉行の俺はこ…

イメージの中の青空をさまよって

眠りの非常に浅い俺は一度目が覚めると眠れない。寝るときはエアコンで快適でも、明け方には暑さに目を覚ます。ふたたびエアコンを入れても時すでに遅し。もう快眠は得られない。つけっぱなしは環境にも身体にも悪いから控えていても早くもこの暑さと睡眠不…

日常を抜け出す時間の輪郭

友人の誕生日、久しぶりにレストランへ。「LAWRY'S PRIME RIB東京」10年くらい前、外国かぶれか一級のホスピタリティのこんなセレブなレストランに給料の大半を使っていた。メートルディ、ヘッドウェイター、下げ物をする係(名前を忘れてしまった)など、当…

行く雲の如く、流れる水の如く

規則正しい生活もいいけれど、それよりも大切なのが「行雲流水」の如く過ごすこと。執着せず、自然の流れのままに。リズムに縛られるのではなく、リズムは自分が生み出してゆけるように。今朝は3時半に起床。ということはほとんど寝てないんだけど。何か創…

はきださない咀嚼性が作り出す思い

かれこれ10年以上、強烈に酌み交わす仲間と一献。わりと名の知れた会社の女社長なんだけど同い年ということもあり、いつも夜明けまで豪快に呑む。こじゃれた店など行かず、お父さん率99%の焼き鳥屋(俺らはこういう雰囲気が落ち着く)でいろいろな話を並々に…

かくあるまま、おもむくままに

taspoを作らなきゃと思いつつ、七月の声をきくこととなりました。いや、もっとやるべきことがあるね(笑)先日、自分の書いた原稿の雑誌が発売にむけて送られてきた。わずが一ヶ月前に書いたものなのに懐かしささえ感じる。時はあっっっという間。そして細部…