書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

匠は主張せず、静かに語りかける

「蕎麦、行く?長野まで」「もちろん、行く」というわけで蕎麦フリークスで長野まで行く予定でしたが、前夜いささか飲み過ぎてしまったので次回へと持ち越し。しかし東京にもあるのです、素晴らしいお店が。蕎麦と割烹「御苑前 せお」さんに。個室で九品のデ…

美味に欠かせない会話という調味料

すべてのアルコールを愛してはいるけどひとりのときに大量に飲むことはない。ひとり、飲みながら自分に問いかけるとか?どれだけナルシストなのかと思います。そんなもの酒の力を借りなくても十分できます。誰よりも自分が一番ナルシストのようです(苦笑)…

踏まれること、つぶされることの愛情

ジムで走っているとその振動で歯にも激痛が走る。サウナスーツを着てやっていたのだけど汗が確実にあぶら汗へと変わってゆく。その足で予約も入れずに歯医者へ。やはり抜歯はまぬがれないようだ・・・。その日のところは別の歯の治療。いくつになっても麻酔…

いつも今に立て、この遠い道程のため

誰でも知っている有名な一節僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る高村光太郎「道程」。初めに習ったのは小学生のころだろうか。教室の椅子より校庭のほうが絶対的に楽しかったからほとんど覚えていないけどね。人生も半ばにして改めて高村作品を読むと面白…

守るということは鍛えることの一部である

ここ2日ほど、歯痛に悩まされていた。耐え切れぬ痛みに襲われ、どうにか朝を待ち、いくつかの歯科医に予約の電話を入れてみる。が、しかし!すべて本日休診日。そうと知ると、さらに痛みが倍増。以前、ある外科医と飲んでいたときに「患者と医者に不可欠な…

翔ぶためにすべきいくつかのこと

今週はスケジュール的にちょっと落ち着いているのでいろいろと整理、リフレッシュに充てています。まずたまったものの処分。基本的には「いつか使うだろう、いつか役にたつだろう」的発想なのですが、それを一掃。資料はもちろん、携帯のメモリーの電話やメ…

夏の夜空にさんざめく黄金のしずく

いつもエールを送っていただいている方から素敵な夏のギフトをいただきました。高野こうじという男の1/3はビールでできていますから。ときにアルコールを抜くこともあるけど、一年365日ビールだけはかかせません。どんな高級なBARに行ってもまずビール。ホテ…

俗事に煩わされず、静かに没頭

雨がちなこの季節。晴耕雨読、本をよく読みます。移動のときはほとんどミステリーかサスペンス。「13階段」は死刑についての内容。「波のうえの魔術師」は株を中心にした経済クライムサスペンス。作家の取材力と着眼点にはいつも驚く。そして言葉と表現方法…

夜を飲み干し、武蔵野に降る雨に唄えば

EURO2008がやたらと熱い。クロアチアVSオランダの決勝でどうかと思っていたらまさかの敗北。こうなったらスペインに鞍替えです。俺は地理が好きなんだけど、そのほとんどはサッカーから教わった。サッカーが地理の教科書だった。ではここで問題。今から30秒…

紫煙と焼酎、夜の海に問いかける

ここのところ旅といえば山方面。海が恋しくなってきたので目黒区の夜の海へ。日付が変わるころ、近所にある奄美大島のダイニングバーへ。友とカウンターの一番隅に腰掛け、里の曙と満月のロック。肴は奄美の名物トビンニャ(巻貝の一種)。貝からあふれる磯…

無期限卒業、経験という名の校門にて

人はいくつになっても学ぶべき生き物だと最近よく思う。学校など必然的に学ぶ環境を卒業してからが本当の勉強が始まる。年齢を重ねるほどに必要な単位が増えてくる。そして何を専攻してゆくかを自分で決める。人生に落第はないが、道を見極めてゆくのも自分…

ルビーを飲み干す夜に誰とダンスを

先日、世界的なワインをいただく会にお招きいただいた。ちょっと早く来て、厨房でお手伝い。手よりも大きい鮑がいっぱい。まな板と同じくらいの伊勢海老。すべてその日に、三重県から送られてきました。捌いて盛り付けるだけで喜びを感じます。みんなそろっ…

普遍の場所から宇宙を手に入れろ

午前中、都内某所で撮影。土の大地に始まり、木々、風、空、宇宙に同化するような壮大なイメージの素晴らしい写真を撮ってもらいました。その後、昼間っからビール片手に軽く写真のチェック。自分が被写体でありながら感動的な作品になっていた。さすがカメ…

昨日の限界を1ミリでも超えてゆけ

昨夜は原宿cafe STUDIOのトークライブ第二弾。開場前に予約ですでに満席。ありがたいことです。関係者、いつも支えてくれる人、講演内のステージ上でお話をして作品を書かせてもらった人たち、飲み仲間、数年振りに会う友人や、長く応援してくれている人と初…

初夏の原宿に咆哮する龍の舞い

昨日も書きましたが新しいものが苦手な理由に極度の機会オンチがある。使い慣れたものを大切に使ってゆくほうがあっている・・・というもっともらしい言い訳を言いながら。頑張って最新型のデジカメを購入してみたもののPCとの連動作業が思うように進まず今…

地下メトロポリスに風を運んで

仕事がらトレンドには敏感であろうと思うけど流行りものや、新しいものとかに特に興味はない。そんな私ですが、開通の昨日、東京メトロ新宿副都心線に乗ってみました。鉄道ファン、観光客、利用者、マスコミ、ちょっとしたテーマパークのような混雑ぶり。「…

無題

痛ましい惨事、胸の痛む災害。<はしゅきょうこう>手をとって歩む。そして迅速で具体的な対応策を願ってやみません。

そこに気持ちという素材があるから

正しい日本料理のあり方ならここにある。新宿「あぐら屋」さんに再訪。牡蛎、鮑、お造りなどいただき、お店の方のおすすめのトウモロコシのかき揚げを。これが絶品。生のまま揚げているので甘味が凄い。揚げ物は大好きですがこんなに感動したかき揚げは始め…

空に描きに歩いてみないか

昨日から大小含めて18点の作品を描いた。その中にはもう来年の年賀状のデザインもある。蒸し蒸しする前の早朝に描きあげる。太陽が昇りきらなきゃずっと描いていられるほど集中。でも、日が昇り、沈まなきゃビールが飲めないしね。そして明日にはすべての作…

集中力、駆け引きのなきフルスイング

友人の女流書道家から電話。その道で生活している唯一の同業(?)の友人。世の中には意外と多くの書道家がいる。・・・と思う。いろいろな世界の人と会うことはあるけどほんとうになぜか書道家さんと出会うことがない。その彼女の知り合いが偶然、先日のク…

深く吸い込め、強く感じるために

ecoと身体のために自転車を購入、移動手段の軸に。街を、風を、匂いを吸い込む。公園のベンチで本を読む。子供たちが走り回っている。キャッチボールをする男女は息がぴったりだ。隣のベンチの女性は洋書を広げている。お父さんが小さな息子にボールを投げる…

グルーブとリアル、本物は血が語る。

今でも音楽はわずか4小節足らずで俺をティーンエイジャーに引き戻す魔術。そんな魔法使いのひとつの英国のバンド「Dr.Feelgood」の来日公演に行ってきた。サポートアクトは旧知の仲「WET PAINT」。10代の頃に擦り切れるように聴いていたアーティストの来日公…

扉を開けるためのいくつかのヒント

友人のイケちゃんです。かつては髪をツンツンに立て、ベースを弾いていた男。かれこれ25年くらいの付き合いになる。依頼された作品の届けもあり、久しぶりに地元に戻って飲んだ。こんな俺ですが20代の後半、行くべき道を見失っていた時期があった。そんなと…

龍よ東雲を身に纏い、舞え

4時半に起床。ここから6時くらいまでの時間帯が一番落ち着く。タイトルにある「東雲(しののめ)」とは東の空がわずかに明るくなる明け方のことを指します。日本語って本当に綺麗ですね。東雲の空を感じながら龍を描きました。早起き(早すぎ?)をすると気…

普通という名の優しい気持ち

先月からの忙しかった日々も一段落。昨日は午前中に仕事を終え、のんびりとやりたいことをしようと決めていた。午後はジムでiPodで好きなロックを聴きながらじっくりマシントレ→ランニング→マシントレ→ストレッチ。で、大好きな温浴&ミストサウナ。この風呂…

心はその向こうを見据え、捉えているか

先日のイベントで即興で描き上げたものについて。一年半くらい前にある縁があって、ひとりで和歌山県の高野山に登って、宿坊に泊まって勤行などにも参加しました。そんなわけでちょっと前に本屋に行ったときにある雑誌が高野山の特集をやっていたので購入。…

信頼とは真心ある人の言葉

信頼とか約束とか思いとか絆とかいろいろ試される今回のイベント。虎視眈々と静かにさまざまな流れを静観してみる。第一弾が昨日。魂、感じてもらえたと思います。熱い気持ちがありました。そこにいるすべての人への感謝の思いは情熱へと昇華され、ひとつの…

その道を行くにはその道の人に尋ねよ

Eメールの署名欄にブログのURLを貼りつけ、ほぼ日刊ブログなどと謳ったその日から滞り、二日振りの更新。ブログなんだから義務感も使命感もみじんもありません。ちょっと立てこんでいただけでこれからも周辺で起きることを雑文してゆくので可愛がってやって…