書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

肉体が作る言葉

少し前、あるセミナーで講演したとき終了後来場者と名刺交換会があった。その中のひとりに若きベンチャー社長がいて、後日メールがあって「友人たちに会って話してほしいので食事しませんか」という内容だった。指定された都内のおしゃれなレストランに行っ…

サクラ色

櫻は春の花。なんでだろう。寒い冬を背中を丸め、肩をすぼめ歩いてきたのを背筋を伸ばして、俯いてないで空を見上げてごらんって教えてくれるためにこの時期に思いっきり咲くんだろう。酒盛りもいいけど静かに櫻を眺めて考えることこそ櫻の楽しみ方なのかも…

コイン

月曜くらいから断続的な頭痛がどんどん悪化している。昨夜はその痛みが引かず、ほとんど寝ていない。週末は流山でイベントがあるっていうのに文字通り頭が痛い話だ。なんてうまいこと言ってる場合じゃない。話は変わるけど、最近ロンドンで暮らしている友人…

西東京美食会

なんて勝手にネーミングしてますが、今回も大切な友人にお呼ばれされ胃袋のコンディション万全にして向かったホームパーティー。俺が子供だったら間違いなく蝶ネクタイに半ズボンでおめかししていかないとだろう。前回もそうだったけど料理だけじゃなく酒も…

流れのまま

実家に戻ってきた。やっぱり代わるもののない特別な場所です。昨夜は新宿救護センター所長、玄さんとガッツリ飲んで語った。最近「一日一生」の意味がわかりかけてきた。写真は実家に飾ってある父の描いた絵。帰るたびに上達している。いつだってなんだって…

春雨

昨夜、久々に恵比寿に出陣。恵比寿は週末でもわりと静かで大人が多く、おまけに飲み処がたくさんあるのでかなり好きな街。駅からちょっと外れた洒脱な和の店で一献。名前は失念。ちょっと珍しい料理に舌鼓。豚足まるごと。やっばいぐらいのコラーゲン。とろ…

無念無想

昨日ある雑誌の取材で獄中の無期懲役の囚人の書の批評をさせてもらう機会があった。もっとも俺は批評する立場の人間じゃないし、芸術は大壇上から批評されるものではないと思っているから、どう感じるか?みたいな立場として。その人は刑務所にもう50年い…

償い

先日サントリーホールにシャンソン歌手若林ケンさんのコンサートに行ってきた。いろいろな折に会い、何度もケンさんの素晴らしい歌声と人間性には魅了されてきたけれど、こうしてちゃんとしたホールでバンドバックに聴くのは初めて。昨日の生き様の話じゃな…

イキザマ

自分が悲しみにくれるのはそれは誰かに与えた悲しみが自分に戻ってきたことなのか。自業自得と知りながら自分勝手な己自身がその中でもがき苦しむ。言葉を生業にしながらときどき言葉にどんな意味があるのだろうかと考える。その向こうに誠実な心がなければ…

脳内カレンダー

時間を整理することはそれなりに効率的なんだけど縛られていくことの怖さを感じてしまう。即物的な考え方ではないもう反対の面にあるものが幸せを生産する感情だ。利益追求のスケジューリングはできない。感じるために生きているんだ。時間という概念じゃな…

右右脳

脳の働きにちょっと興味を持ち、いろいろ調べているうちにおもしろいものに出会った。利き脳で性格診断をできるらしい。占いのたぐいはいっさい信じないんだけどなんかすごく当てはまってしまったから驚き。手を握るとき、腕を組むとき下になる指や腕で利き…

ロックンロールナイト

確か中三の頃だったか、この曲を聴いたのは。 たったひとつの夢が 今 この街の影に横たわる でも今夜は思いっきりルーズに みじめに 汚れた世界の窓の外で 全てのギヴ&テイクのゲームに さよならするのさ佐野元春「ロックンロールナイト」。二番では「さよ…

人として

先日千葉県の流山市おおたかの森S・Cにオープンした「ateli&(アトリアン)」。これまでにない業態の店舗ながらなかなかの滑り出しです。毎日オーダーがファックスで流れてくる。子供たち(一部愛犬)の名前を入れ、誕生花を描く。世界でたったひとつのものだ…

グラスor筆

朝からかれこれ6時間以上筆を握っています。The ClashからNora jones、Bossaと際限のないBGMをバックに軽やかに筆を滑らせている。ここらでちょっとティーブレイクだ。昨夜は大好物の鮮魚祭り。マグロ好きの日本人にありながら赤身があまり好きではない俺。…

響きあう日本語

日本人が誇れるものってなんだろう?って考えたとき、その中のひとつに俺は絶対「日本語」というものをいれたい。といってもぜんぜん知っちゃいないし、学んでも、学んでも知らない素晴らしい言葉や表現に驚くばかりで偉そうなことも言えませんが。(実際こ…

光り差すその場所まで

外に出ない日の大半はここで一日を過ごす。お気に入りの英国アンティークの作業机。ここでほとんどの作品は創られる。米国第37代大統領のニクソンの言葉。「人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ」悩みはいくつになっても尽きない。む…

ワインディングロード

昨夜は久々に吉祥寺に出陣。思い出が詰まりきって、あふれそうなくらい思い入れのある街。約束の時間よりちょっと早めに行って井の頭公園を散策。あと数週間で桜と酔っ払いが埋め尽くすんだろうな。都内を中心に飲食店を展開している社長と会食。「人間力」…

Healing spot

かつて「癒し」という言葉に対してとても抵抗感があった。1990年後半、いわゆる「癒しブーム」というのがあり、テレビ、雑誌、巷でもなにかといえば「癒し」とか「癒し系」なんて乱発して言葉本来の意味が希釈されていった。書をやりはじめたのもちょうど…

食べて喜

先日の鮮魚祭りの後、アレンジして魚料理のオンパレード。肉も大好きだけど魚もいける。自然の食材に感謝です。では、どうぞ~。伊勢エビの味噌汁。エビの殻で出汁をとり、味噌を溶いただけなのに超美味。カマ焼きと鰆のユッケ。ビールがとまらんぞ、しかし…

ateli&(アトリアン)オープン!

昨年春から水面下で準備していたプロジェクトがいよいよ始動する。3月12日千葉県流山市にオープンする高島屋、紀伊国屋、東宝などがはいった大型ショッピングセンター「流山おおたかの森S.C」にデザイン雑貨ショップ「ateli&(アトリアン)」という店がオ…

up to me

嵐の月曜日、似つかわしい男と一献。俳優の瑞穂と彼のおすすめのお好み焼き屋へ。子供の街、渋谷と言われる中で久々の大ヒット!渋谷の外れ、古い日本家屋の昭和の佇まい。もともと置屋だったというまさに渋谷の大人の隠れ家。「すずめの御宿」、場所はわか…

空天井

てんどんじゃないよ、てんじょうの話。昨日は締め切り間近だったので外出を自粛。しかしあまりの陽気につられロードワークに出た。人工的なんだけど緑道に小川が流れる場所を走るコースが最近のお気に入り。暖かいので滝のような汗が出る。快感っ。で、シャ…

愛媛の天使・新潟の刺客

久々の料理ネタ。昨夜は友人たちが我が家に集まって「鮮魚と日本酒の宴」を開いた。その日の朝、愛媛から鰆、伊勢エビ、カワハギを送っていただいた。かぶりつきたくなる鮮度。魚偏に春と書いて「鰆」。天使のようさ。 -前菜-厚揚げのそぼろあん・鰆の卵のさ…

流 -flow free-

流れに任せるって無責任に聞こえるけど、けっこう大事なことなんだよね。抗わず、力を抜いて流れに身を委ねる。サーフィンとかだってそういう感じ。・・・俺、サーフィンなんかしたことねぇじゃん(苦笑)。でもそんな気がする。かつて上梓した拙書「流されず…

春を告げる

三月。暦の上でも、気象上の区分でも春なのだ。そんなことよりも気持ちを切り替えて晴れやかにいこうではないか。いろんなことがあるけど「春」って言葉を何度か言葉にして、音に出してみよう。Do it,right now!!! 「春・春・春・・・」・・・・・・・・・ど…