書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

不易流行

日本駆け込み寺21周年のイベントに参加。

背後<無功徳>と天井の<両忘>、以前に書かせていただきました。

 

創設者の玄さんの自軸のぶれなさと強烈な存在感、

現代表の天野さんの情熱とヴィジョン。

 

まさしくイベントタイトル通り、不易流行の駆け込み寺の新しい地平線。

 

DV、虐待、自殺、家出、家庭内暴力、いじめ、虐待、出所者、少年犯罪の沼から引き上げる強靭さ。

 

もっともっとその覚悟と叡智を広く浸透させて一人でも多くの人を救ってゆくと高らかに宣言。

「本気で生きる」

 

その姿勢、視線、至心。

 

そんな空気がとても心地いいひととき。

 

三社祭

今朝の浅草スタジオ。

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今日から三日間、日本を代表する祭礼のひとつ

三社祭が開催されます。

 

スタジオの周辺も朝からその準備で慌ただしく賑やか。

 

江戸っ子、下町っ子ではない多摩っ子ですが

素晴らしい日本文化を体感しようと思います。

 

人が沢山居るところ、

いろんな大きな音が混じるところが苦手なのでビルの上から( ´∀`)

 

雰囲気だけでもと先行して書きました。

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浅草に、日本に、活気が戻って来ますよう。

蒼空の向こう

今日は父の命日、

九年が経った。

 

元気だった頃は怖くて、母も自分も父の顔色を伺いながらビクビク過ごしていた。

 

最期となった入院期間に初めて父の手に触れたり、少しだけ本音を聞くことができた。

 

その頃から空を見ることが多くなった。

 

別に前向きにとか、そんな意味でもなく

ただ忙殺されどこにも行けず休む暇もなかったから空をよく見てた。

 

それから癖のようになり、空があるところが好きなった。

 

夕暮れの空を見ながらビール。

今も変わらずに、今できることをしっかりと。

それを積み重ねて行くだけ。

 

酒の飲めない厳格な父は

蒼空の向こうでは少し丸くなっただろうか。

 

登り坂を駆ける

 

いろんな迷いごと、モヤモヤ。

とりあえず振り切るためのふたつのこと。

 

・腹一杯とはいかなくともメシを喰う。

 

・身体を動かして汗をかく。

 

人助けのプロの大先輩も相談者にそうアドバイスすることがあると聞いた。

 

すごくシンプルなんだけど、

人間の本能を覚醒させる。

 

食糧確保と狩りや農業という労働。

人類が誕生したときからのDNAなんだとさえ感じる。

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早朝、久しぶりの青空を山に向かって走る。

 

息切らし駆け上がる登り坂。

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育ったふるさと。

この街で一番好きな富士山が見える場所まで。

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長く生きてりゃ根本的な解決が出来ない問題も出てくる。

 

だだその中でも刹那の幸せを咲かせることは出来る。

 

そのために今は、

走り続ける。

 

 

 

 

撮影日

スタジオはセッティングで朝から賑やか。

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皆さまの準備の上に作品は出来上がる。

 

入念なセッティングとリハーサル。

 

ありがたいことです。

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どんな映像になるか楽しみ。

 

本番は魂震わせて揮毫ですね。

 

 

想い、持ち寄る。

トモサンカク、ラム、牛タン、

低温調理で肉を仕込み、焼く人。

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真鯛、赤メバル、牡蠣、

魚を仕入れる人。

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ジャイアンツファンの友人夫婦宅に招かれ

スカパーでバウアー攻略に歓喜し、

長良川球場にチャンネルを変え、カープの薄氷の勝利を見届けながら飲む。

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素晴らしいね。

ここにしかないひと時。

 

しれっとした顔で出す

この日本酒の品揃え。

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穏やかで控えめな人柄に酔う。

 

それぞれの役回り、発想、行動を持ち寄って集う。

 

洗い物はあるが遠慮はない、

伝票はなく愛がある。

椅子がないから足が痛い。

 

優しさ沁みる家の飲み。

 

不安定の日々の中、安寧灯す酒と人。